F1トルコGP フリー走行3回目:ガスリー首位でホンダF1勢がトップ3独占。角田裕毅は8番手
2021年 第16戦 F1トルコGPのフリー走行3回目が10月9日(土)にイスタンブール・パークで行われ、ウェットコンディションのなか、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がトップタイムを記録した。

前日は快晴のなかで路面の進化も確認されたイスタンブール・パークだったが、土曜日は生憎の雨。気温16.8度、路面温度20.5度のウェットコンディションで60分間のFP3セッションがスタートした。

天気予報では、予選には雨が上がる可能性もある判断が難しい状況。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが5分を過ぎたあたりでフルウェットタイヤを履いてコースイン。角田裕毅が続く。だが、フルウェットで走行することに価値がないと考えるチームは出ていかない。

15分を経過したあたりでランド・ノリス(マクラーレン)がインターミディエイトでコースイン。これをきっかけにレッドブル・ホンダの2台を除くマシンがコース上に出る。ピエール・ガスリーがターン11でスピンを喫するなど、多くのドライバーがコンディションに苦戦している。

そして、20分を経過したあたりで、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)がターン2でコースオフし、グラベルでストップ。セッションは赤旗中断となる。

10分程度の中断を経てセッションは再開。レッドブル・ホンダの2台を含めて、全マシンがタイムを出しに行く。マックス・フェルスタッペンが360度スピンを喫する場面があったが無事。

セッション後半になると空も明るくなるはじめ、タイムも更新されていく。セクター3はほぼドライとのクロスオーバーだ。

フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはピエール・ガスリー。19周を走行して1分30秒447というタイムだった。

2番手にはマックス・フェルスタッペン、3番手にはセルジオ・ペレスとレッドブル・ホンダの2台が続き、ウェットとはいえ、ホンダF1勢がトップ3を独占した。角田裕毅も8番手タイムを記録した。

メルセデスF1はあまり今回のセッションを重要視していない模様。バルテリ・ボッタスが9番手、ルイス・ハミルトンに至ってはエンジンのマイレージをセーブする意味合いもあってか、5周の走行で18番手でセッションを終えた。

予選がどのようなコンディションになるかは未知数であり、今回のセッションのタイムが競争力に直結しているわけではないが、ホンダF1勢の4台がしっかりトップ10入りしたのは悪くない結果だ。

F1トルコGP 予選は、この後21時(現地時間15時)から行われる。

2021年 第16戦 F1トルコGP フリー走行3回目 結果・タイム

順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS
110ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分30秒447 19
233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分30秒6110.16411
311セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分30秒6840.23713
455カルロス・サインツフェラーリ1分31秒2620.81522
516シャルル・ルクレールフェラーリ1分31秒5431.09618
614フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分31秒5451.09815
77キミ・ライコネンアルファロメオ1分31秒5721.12517
822角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分31秒9811.53421
977バルテリ・ボッタスメルセデス1分31秒9961.5498
1031エステバン・オコンアルピーヌ1分32秒0821.64217
1199アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分32秒0971.65021
125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分32秒1111.66414
1347ミック・シューマッハハース1分32秒2281.78123
143ダニエル・リカルドマクラーレン1分32秒2701.82318
154ランド・ノリスマクラーレン1分32秒3141.86718
1618ランス・ストロールアストンマーティン1分33秒3482.90111
179ニキータ・マゼピンハース1分33秒4252.97814
1844ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒6363.1895
196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分33秒6815.2348
2063ジョージ・ラッセルウィリアムズNo Time 2


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1トルコGP