F1 スペインGP 燃料搭載量
F1スペインGP予選後の全マシンの重量が発表された。

ポールポジションのジェンソン・バトン(ブラウンGP)に対し、2番手のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は5.5kg重い燃料を搭載していた。2人のタイム差を考えると、ブラウンGPとレッドブルのパフォーマンスはほぼ互角だといえる。

ベッテルは、バトンに対して2周分のアドバンテージがあるため、レース序盤でこのままの順位をキープできれば、1回目のピットストップでバトンを追い抜くチャンスがあるだろう。ただし、汚れた偶数列からのスタートが懸念事項だ。

面白い存在なのがフェリペ・マッサだ。上位勢でKERSを搭載するのはマッサだけであり、カタロニアはオーバーテイクの難しいサーキットであるため、スタートで先頭に立つことができれば優勝のチャンスもみえてくるかもしれない。

Q3勢で最も軽かったフェルナンド・アロンソは、前後のドライバーの燃料量をみると、かなり不利なレースになるだろう。

中団ではKERSを搭載するマクラーレンの戦略も興味深い。ハミルトンは、ほぼハーフディスタンスを走れる燃料を積んでおり、ワンストップはないだろうが、ソフトタイヤとハードタイヤのタイム差は約コンマ6秒くらいあるので、中盤以降は面白い存在になるかもしれない。逆にコバライネンは、軽い燃料でスタートでのジャンプアップを狙っていることが想像できる。

2001年から連続でポールポジションのマシンが優勝しているカタロニアでのスペインGP。誰が1コーナー、そしてレース序盤を制するかに注目したい。

F1 スペインGP マシン重量

グリッドドライバーチームマシン重量予想ピットイン予選タイム
1.ジェンソン・バトンブラウンGP646kg14周目1分20秒527
2.セバスチャン・ベッテルレッドブル651.5kg16周目1分20秒660
3.ルーベンス・バリチェロブラウンGP649.5kg15周目1分20秒762
4.フェリペ・マッサフェラーリ655kg17周目1分20秒934
5.マーク・ウェバーレッドブル651.5kg16周目1分21秒049
6.ティモ・グロックトヨタ646.5kg14周目1分21秒247
7.ヤルノ・トゥルーリトヨタ655.5kg18周目1分21秒254
8.フェルナンド・アロンソルノー645kg13周目1分21秒392
9.ニコ・ロズベルグウィリアムズ668kg22周目1分21秒558
10.ロバート・クビサBMWザウバー660kg20周目1分21秒685
11.中嶋一貴ウィリアムズ676.6kg27周目 
12.ネルソン・ピケJr.ルノー677.4kg28周目 
13.ニック・ハイドフェルドBMWザウバー676.3kg27周目 
14.ルイス・ハミルトンマクラーレン683kg30周目 
15.セバスチャン・ブエミトロ・ロッソ678kg28周目 
16.キミ・ライコネンフェラーリ673kg26周目 
17.セバスチャン・ブルデートロ・ロッソ669kg24周目 
18.ヘイキ・コバライネンマクラーレン657kg19周目 
19.エイドリアン・スーティルフォース・インディア675kg27周目
20.ジャンカルロ・フィジケラフォース・インディア656kg18周目


このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果