3位表彰台で今季初ポイントを獲得したデビッド・クルサード
レッドブルは、F1カナダGP決勝で、デビッド・クルサードが3位表彰台。マーク・ウェバーは12位で完走した。

ここまでノーポイントだったデビッド・クルサードだが、波乱のレースで1ストップ戦略がうまくはまり、今季初ポイントを3位表彰台で成し遂げた。クルサードにとっては62回目の表彰台となる。

一方、2ストップ戦略を選んだマーク・ウェバーは、クルサードとは対照的に戦略が機能せず、12位という結果に終わった。

デビッド・クルサード (3位)
「これまで、レースやファクトリーで懸命に努力を続けてきてくれたチームのために表彰台が達成できて本当に嬉しい。ここは予期せぬ結果が期待できるサーキットなので、長距離が走れるように燃料も多く入れていた。でも、ピットレーンであんなことが起きるとは思っていなかった。いずれにせよ戦略は成功だった。エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなの努力のおかげだ。ターン1とターン2ではクルマが1カ所に集中して、ぞっとするようなスタートだった。ぼくの目標は完走してポイントを獲得することだったので、62回目の表彰台を達成できたのは最高の結果だ。今シーズンすでにマークが獲得しているポイントにさらにポイントを加えることができ、コンストラクターズ・チャンピオンシップのチームのポジションをより強固なものにすることができた」

マーク・ウェバー (12位)
「デビッドは1ストップだったが、ぼくは2ストップ戦略だった。昨日の予選のアクシデントのせいでグリッド・ポジションもあまり良くなかったが、そこから順位を回復するのは難しかった。でも、デビッドの3位入賞でチームはポイントをたくさん手に入れることができたので、とても良い結果だった」

クリスチャン・ホーナー
「今日はチームにとって素晴らしい結果だった。シーズンのスタートから苦戦を強いられてきたデビッドのとっては、特に素晴らしい結果だ。彼はとても良いペースで辛抱強く戦い抜いた。戦略も完ぺきで、楽に3位を勝ち取ることができた。マークは、昨日のアクシデントに引き続き、彼にとっては最悪のタイミングでペースカー導入となった。前半はバリチェロと中嶋のせいで大きく妥協せざるを得ず、渋滞の中で本来のスピードが出せずに終わってしまったレースだった。しかし、チームとしては、ここモントリオールで表彰台を達成したことは、素晴らしい結果だと思う。」

ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
「チームにとっては本当に嬉しい結果だ。とても良い関係を築くことができたレッドブル・レーシングとともに、このような結果を達成することができたのは、我々としても非常に嬉しいことだ。デビッドも本当に良かったと思う。シーズン序盤は苦しい戦いとなったが、ようやく表彰台を手に入れることができた。今年最後の表彰台にならないことを祈ろう!ここは優れたエンジンが必要なコースだ。表彰台を達成したことは、エンジンの信頼性と性能の証明でもある」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / デビッド・クルサード