キミ・ライコネン
キミ・ライコネンは、F1のトップレベルで戦えるだけのスピードがあると確信しており、今年に良い結果が残せていないことがフェラーリでの今後に影響しないことを願っている。

過去3戦ではチームメイトのセバスチャン・ベッテルが52ポイントを獲得しているのに対し、キミ・ライコネンの得点はわずか4ポイントにとどまっている。

だが、F1ハンガリーGPではMGU-Kのトラブルでリタイアするまで2位フィニッシュが現実的な目標として見えており、他のレースでも数々のトラブルや故障に苦しめられてきた。

2016年についてはまだ契約が更新されていないが、キミ・ライコネンはフェラーリがランキングそのものだけを見るのではなく、実現する可能性があったリザルトも考慮するよう望んでいる。

「二通りの見方がある。よくやったと見ることもできるし、リザルトだけを見ることもできる。どっちを取るかによる。僕としては、自分たちにはスピードがあり、数々のことが僕たちに立ちはだかってきただけだと思っている」とキミ・ライコネンはコメント。

「素晴らしい感じには見えないけれど、ポジティブな要素もたくさんあったし、当然、問題があるときには最高の成果とはいかない。どうにかしてそれを変えなければならないし、僕たちはまだ素晴らしいリザルトを残すだけの能力があるチームにいる。だけど、まずはそれにはレースを完走しなければならない」

キミ・ライコネンは、自分にはまだF1の最高レベルで戦えるだけのスピードがあるとの自信を持っている。

「去年は落胆した部分もあったけれど、今年はいつでも優れたスピードがあると確信しているし、ただあちこちで問題やミスが起こり続けているだけだ。そのせいで相応しくないリザルトになっているけれど、スピードがなければ自分を信じることはない。自分にスピードやパッションがないと感じれば、辞めるよ。ここには来ないで、家にいる。僕たちには速さがあるけれど、どこかで問題が起こっているだけで、ミスから学習している」

キミ・ライコネンは、成功へのカギは後半戦で小さな問題を排除することだと考えている。

「長く時間がかかるので歓迎はできないけど、災厄と言うには程遠いし、昨年よりは良くなっている。だから、問題やミスがあるにせよ、僕たちはプッシュし続けていくし、ちょっとした運で最高のリザルトや素晴らしいレースができることを願っている。でも、とにかく、毎週末に何の問題も起こらないようにしていくだけだ。それが僕たちにとっての鍵だと思う」

「そこを改善するために取り組み続けてきたけど、今週末でさえも問題が発生したし、チームとして次第に良くなっているのに、どこかでうまくいかないことが出てくる」

「僕たちやマシン、そして、僕自身に何か問題があれば、最後の結果はうまくいかない。それもゲームの一部だし、不運なことがあればいいこともあるけど、だからと言って僕たちに何ができる? 僕たちは努力し続けるし、今年のどこかのタイミングで良くなると確信している。来年のことは誰にもわからないしね。それは僕の手ではなく、チームが握っていることだから、どうなるかは見てみよう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ