キミ・ライコネン
フェラーリ離脱が噂されるキミ・ライコネンは、2015年の始まりから常に今後に関する話題が続いてため、憶測の中心にいることに驚きはしないと語った。

新たなチームメイトであるセバスチャン・ベッテルに匹敵するパフォーマンスを発揮できずにいるキミ・ライコネンは、フェラーリとの契約が今シーズン末で満了を迎える。しかし、2016年のオプション契約についてはまだ結論が出ていない。

現在、キミ・ライコネンの後任候補としてバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の名前が挙げられている。

将来の判断は自らの手に委ねられているかと質問されたキミ・ライコネンは「もちろん、結論を下すのはフェラーリだ。良いレースをしようと頑張っている。前回のレースはちょっと難しかったけど、それもゲームの一部だ。そういうこともある」とコメント。

「誰にもわからないことだ。皆さんが知っている以上のことは僕もわからない。今年の初めからずっと噂ばかりだ。いつも同じ話だね。だから、別に何も驚かない」

前戦F1オーストリアGPでは予選でQ1敗退を喫し、レースではフェルナンド・アロンソと接触してウォールに激突し、わずか2つのコーナーしか走れなかった。

キミ・ライコネンは、そのようなアクシデントもF1の一部だと強調。フェラーリが投入した新しいアップデートが好みでなかったとされるキミ・ライコネンだが、オーストリアで苦戦したのはSF15-Tを嫌いになり始めているからではないと主張する。

「どうして突然マシンを嫌いになるのか。アクシデントがあったからといって何も変わらない。アクシデントはたまにあることだ」とキミ・ライコネンはコメント。

「僕たちはマシンを改善しているし、今でも素晴らしいマシンだ。常にメルセデスに挑めるほど速くはないかもしれないけど、本当に良いマシンだし、昨年から大幅に改良されている」

「悪い方向に進むこともあるけど、だからといって、マシンが気に食わないとか、あれが気に入らないとか、そんなのことはない。どれも普通のことだ。優れたパッケージだと思っている」

「確かに改善したいし、もっと速くもしたい。いつだって良くしたいと思うものだ。それは勝てるマシンに乗っている時も同じだ。常にもっと多くを求めるものだ。昨年からすればかなり長い道を歩いてきた。皆、僕たちが改善に向けて進歩を遂げていることを忘れがちだけどね」

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ