F1 アメリカグランプリ
ピレリが、F1アメリカグランプリの決勝レースを振り返った。

メルセデスのルイス・ハミルトンが、予測通りの2ストップ戦略で優勝し、オースティンでのアメリカグランプリ4勝目を挙げた。

極めて広範囲に渡る戦略が闘わされる中、トップ10内で6種類の戦略が展開され、スタートからフィニッシュまで接戦が繰り広げられた。

トップ10中の4名が3種類のスリックコンパウンドを使用したが、ハミルトンはその中でもただ一人、ソフト-ソフト-ミディアムと繋ぐ戦略を採った。

スターティンググリッドに全3種類のスリックコンパウンドが登場した中、トップ10グリッドではメルセデスの両ドライバーとレッドブルのマックス・フェルスタッペンのみが、予選Q2で自己ベストを記録したソフトタイヤを装着していた。

ニコ・ロズベルグは、上位勢では唯一人ミディアムタイヤで第2スティントを走行し、最終スティントでもミディアムタイヤを使用した。

ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、ともにバーチャルセーフティーカー導入中の残り24周時点で最終ピットストップを行った。このバーチャルセーフティーカー導入で、彼らが最後までミディアムで走行するという選択が確定的となった。

大半のドライバーが2ストップ戦略を採る中、3ストップ戦略を採っていたフェラーリのキミ・ライコネンはリタイヤに終わった。

チームメイトのベッテルも残り3周時点で3回目のピットストップを行った。ザウバーの両ドライバーとトロ・ロッソのダニール・クビアトは、1ストップ戦略を採用した。

土曜日の予選時同様、決勝も温暖なドライコンディションの下で行われました。スタート時の路面温度は34℃だった。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「トップ10内で6種類の戦略が展開されたように、タイヤ戦略が重要となったレースでした。バーチャルセーフティーカーは、ダニエル・リカルドにとっては不運でしたが、数名のドライバーに最終ピットストップとトラックポジションゲインのアドバンテージを与えました」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1アメリカGP