F1
英国政治家が、小規模F1チームにF1の不公平さについて調査するよう欧州委員会に依頼するよう働きかけているという。

これまで、小規模チームが、F1の収入配分モデルやストラテジーグループの公正さに懸念を示していたが、欧州競争法を管轄する欧州委員会はチームからの正式な訴えが提出されなければ実際にF1の調査を進めることはないだろうとの見解を示していた。

Financial Timesによれば、当時、小規模チームらが申し立てという選択肢を検討していたという。そのチームとは、フォース・インディア、ザウバー、ロータスであると考えられている。

小規模F1チームに正式な訴えを申し立てるよう熱心にプッシュしているのが、英国の女性政治家であるアンネリーゼ・ドッズだとされている。

アンネリーゼ・ドッズが統括するイングランド南東部には、昨年にチーム態勢崩壊まで至ったマルシャ(現マノー・マルシャ)やケータハムが拠点を構えていた。

そして、最近、アンネリーゼ・ドッズが、シルバーストンにあるフォース・インディア本部を訪問したことが明らかになった。

フォース・インディアのチーム副代表を務めるロバート・ファーンリーは、これまでにも再三にわたってF1における不公平なシステムに対する批判を行ってきており、内部関係者の間では、もし欧州委員会による調査を実際に求めるチームがあるとすれば、それはフォース・インディアだろうと囁かれている。

フォース・インディアへの訪問を終えたアンネリーゼ・ドッズは「マルシャとケータハムが経営破たんに陥って以来、私はF1で起こっている状況に関して本当に懸念を感じていました」と述べた。

アンネリーゼ・ドッズは、ブリュッセルにある欧州委員会本部に対して“何度”もこの問題を提起し、「競争法に抵触する可能性がないかを調査する」よう働きかけていたことを明らかしている。

「担当委員は、私に対してはっきりと、チーム自身が正式な訴えを出さない限り何もすることができないと語っていました。ですから、もしチームたちがそうすることが正しいと感じているのであれば、そうすべきなのです」

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