アルファ ロメオ ジュリア
アルファ ロメオは、伝統のQuadrifoglioバッジを着けた最上位モデル「ジュリア(Giulia)」をイタリア・アレーゼのアルファ ロメオ歴史博物館において世界の報道関係者に公開した。

アルファ ロメオ ジュリアは、未来の難問に立ち向かうことは偉大な過去なくしては不可能であるというアルファ ロメオブランドの考えのもと、伝統に忠実でありながら新しいパラダイムを体現している新モデル。

アルファ ロメオの誇り高い歴史への敬意は、Robilant Associatiによってデザインされた新しいエンブレムにも示されている。外側は新しくなり近代化されたが、世界中から敬意を集めるシンボルの座に押し上げた、一目で分かる形状とスタイルエレメントは残っている。

アルファ ロメオのパラダイムと「meccanica delle emozioni(感情を持った機械)」との完璧な融合として作られたアルファ ロメオ ジュリアには、105年におよぶ卓越したスタイリングとイタリア伝統のテクノロジーが組み込まれている。

特徴的なデザインには、イタリアデザインの真髄であるプロポーション、シンプルさ、および上質な表面仕上げが体現されている。そして、伝統の外形と独特なスタイルを維持しながら新しくなったアルファ ロメオのエンブレムが、三つ葉模様のノーズの中央を飾る。

繊細なステアリング、応答性の高いアクセル、迅速に反応するシフトとブレーキを持つジュリアは、刺激的なドライビングを目指すドライバーのためにつくられた。

フェラーリ出身のエンジニアによりチューニングされた6気筒・510馬力のターボ付きガソリンエンジンは、アルファ ロメオブランドのパワートレーンの新たな代名詞としてQuadrifoglioバージョンに搭載。0-100km/hの加速をわずか3.9秒で達成する。すべての次世代ガソリンおよびディーゼルエンジンと同様に、この6気筒エンジンも重量、特に前車軸の荷重を減らすためすべてアルミで作られ、またアルファ ロメオ独自のサウンドを生み出す。

アルファ ロメオの場合、50/50の重量配分と後輪駆動が主な要素となっている。完璧な重量配分を得るため、エンジンと機械部分は2本の車軸の間に置かれている。これによってジュリアは非常に短いオーバーハング、長いボンネットとフロントウィング、駆動輪上に収められた後方寄りのパッセンジャー コンパートメント、およびパワーが道路に伝えられるポイントを視覚的に示す力強いリアウィングを得ている。さらに丸みを帯びた角の部分と覆い隠されたピラーが与える効果により、かつて作られた中で最も美しいクルマのひとつ「Giulietta Sprint」を思い起こさせる「涙滴型」のプロファイルが作られている。

ドライバビリティと重量配分にはサスペンションも極めて重要となる。後車軸には最高のパフォーマンス、ドライブの楽しさ、快適さのためマルチリンクが採用されている。また前車軸用には、フィルター効果を最適化すると共にクイックで高精度なステアリングを実現するため、半仮想的なステアリングアクシスを持つ新しいダブルウィッシュボーン型サスペンションが開発された。このアルファ ロメオ独自のメカニズムは、コーナーでは一定したキャスタートレールを維持し、常に完璧なフットプリントを維持するため大きな横加速度にも耐えることができる。いかなる状況においてもダイレクトなステアリング比を持つアルファ ロメオ ジュリアはナチュラルで直感的なドライブを実現する。

アルファ ロメオ ジュリアには、極めて優れた安定性コントロールを実現する「Torque Vectoring」、制動距離を大きく短縮する「Integrated Brake System」、高速時に能動的にダウンフォースを作り出す「Active Aero Splitter」など、ジュリアのみに採用されたユニークな技術ソリューションが搭載されている。

ジュリアには、卓越したエンジン性能と共に、カーボンファイバー、アルミ、アルミ複合材、プラスチックなどの超軽量素材がふんだんに使用され、最高のパワーウェイトレシオ(3kg/hp未満)を実現している。

アルファ ロメオ キュリアは、日本導入を予定しているが、時期など詳細はまだ未定となっている。

ジュリア Alfa Romeo Giulia

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1関連