ウィル・パーマー
ウィル・パーマーが、シルバーストンでマクラーレンの2011年マシン「MP4-26」をドライブした。

イギリス人ドライバーのウィル・パーマー(19)は、昨年度のMcLaren Autosport BRDC Awardを受賞。今回のテストはそのご褒美として行われた。

ウィル・パーマーは、2011年にジェンソン・バトンがF1カナダGPで優勝を果たしたマクラーレン MP4-26を運転。ピレリのショータイヤで15周を走行した。

「かなり緊張したよ」とウィル・パーマーはコメント。「本当に素晴らしかったし、これまで経験したことのないものだった」

「パワー、ブレーキ、ダウンフォース、それにクルマと一体になっているようだった。どれくらいのステップアップなのか信じられないくらいだ」

「天候がちょっと心配だったし、トラックが完全にドライになるかわからなかったけど、幸運にもそうなったし、それを最大限に生かした方がいいと思った」

「シルバーストンでマクラーレンなんて驚くべき組み合わせだ。残りの人生で素晴らしい思い出になるだろう」

マクラーレンのシミュレーターテストエンジナイのアリス・ローランズは、ウィル・パーマーはF1カー初走行に“非常に満足”したはずだと語る。

「簡単ではありませんでした。彼は誰も知りませんし、このような多くのエンジニアと働くことは、以前に経験したことのないステップアップです」

「データを見れば、F1カーをしっかりと走らせているのは明らかでした。午後にちょっと走っただけとは思えませんでしたね」

ウィル・パーマーは、1980年代のF1ドライバーであるジョナサン・パーマーの息子であり、今年ルノーのF1ドライバーを務めるジョリオン・パーマーの弟。父親のジョナサン・パーマーも、1981年の英国F3チャンピオンへのご褒美としてシルバーストンでマクラーレンとF1初走行を行っている。

2015年にBRDC F4チャンピオンを獲得したウィル・パーマーは、今年フォーミュラ・ルノー・ユーロカップに参戦し、先週の最終戦で初優勝。7位でシーズンを終えた。

Will Palmer

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム