マクラーレン・ホンダ F1アメリカ 結果
マクラーレン・ホンダは、F1アメリカGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが5位、ジェンソン・バトンが9位でフィニッシュ。今季4度目のダブル入賞を果たした。

フェルナンド・アロンソ (5位)
「今日は興味深く、いい一日だった。特にレース終盤は楽しかった。カルロス(サインツ)は、僕とフェリペ(マッサ)とは異なる戦略とタイヤを適用していたので、僕たちはカルロスとの差を詰めることができた」

「僕たちのタイヤはトロ・ロッソのタイヤよりもいい状態にあったので、それをうまく利用した。最後の2周は非常に激しい戦いだった。僕たちのマシンの方がスピードがあったので、懸命にオーバーテイクしようとした。トロ・ロッソのマシンはストレートでは遅かったので、DRSを作動させれば、オーバーテイクするのはかなり簡単だった。45周にわたってカルロスに追従していたけど、彼は非常にいい、一貫性のある走りをし、ミスをしなかった。従って、2人でいいバトルを繰り広げることができた。今日のレースでウィリアムズのマシンを追い抜くには、タイトな低速コーナーといった異なる場所で、かなり強引にオーバーテイクする必要があった。難しいオーバーテイクだったけど、ファンのみんなに楽しんでもたえたことを願っている。今日の結果はモチベーションを上げることに繋がるので、5位という結果には満足している。ただ、今日は他チームのマシンが複数リタイアしたおかげでポジションをいくつか上げたし、ここでのレースペースは今週末を通してあまりよくなかった。従って、その理由を理解する必要がある」

ジェンソン・バトン (9位)
「昨日はフラストレーションが溜まる一日だったので、今日のレースでポイントを獲得できたことにはかなり満足している。スタートはかなり混乱していて、いろいろなアクションがあった。19番手からのスタートとなったため、少し難しいレースになったものの、最初の2周はとても楽しかった。ポジションを大幅に上げ、トップ10圏内まで徐々に追い上げた。その後、2回目のピットストップで少し失敗し、ペレスにポジションを明け渡す結果となった。ただ、彼にはいずれ追い抜かれることになったと思う。レース後半は、前半ほどエキサイティングではなかった。タイヤを労わりながら、後方のマシンとの差を確認し、最後までタイヤをセーブしながらペレスを捕らえようとしてした。ただ最終的に、ペレスとは約3秒差だったと思う。9位入賞という結果はそれほど悪くはない。2台揃ってポイントを獲得できたことは、チームにとって素晴らしい結果だ。フェルナンドは5位入賞を果たすために、素晴らしい仕事をした。今日の彼は非常に速かったし、セーフティカーにもかなり助けられた。いつか僕もその幸運に恵まれることを願っているよ! いくつか力強いオーバーテイクをした。特に1コーナーでは、クリーンで、いいバトルを繰り広げることができた。徐々に追い上げていくのは楽しかった。残りのシーズンでは、土曜日のパフォーマンスを改善することが重要だ。悪い決断をしないようにし、予選でトップ10により近い順位につける必要がある。そうすれば、レースではさらに戦いを挑むことができる。メキシコシティで開催される次戦がいいレースになることを願っている。すでに次戦を楽しみにしているし、いい結果が出せればと思う」

エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
「F1のファンを増やすことが重要な国で、すばらしいグランプリが開催されるのは、いつも非常に満足のいくことだと思っています。それが今日まさに、ここテキサス州オースティンで起こったことです。午後のレースでは至るところでエキサイティングな接戦が繰り広げられ、その多くに我々のドライバーが関わっていました。12番グリッドからスタートしたフェルナンドは、すばらしいオーバーテイクを何度もしながら徐々に順位を上げるというし烈なレースを展開し、5位でチェッカーフラッグを受けました。フェルナンドと同様に『ドライバー・オブ・ザ・デイ』という賞を受けるに値するライバルがいるとすれば、それはジェンソンしかいません。19番手からスタートしたジェンソンは、猛烈な追い上げをみせ、9位で完走しました。マクラーレン・ホンダの全員がそう思っているように、私も両ドライバーを誇りに思います。昨日の予選は残念な結果となったにもかかわらず、今日の決勝では我々が期待し、実際に予想した通り、非常にいいレースペースでした。それを見て満足のいく思いでしたし、ドライバーはレースを大いに楽しむことができました。我々のマシンが方向性を変えた様子をみれば、車体がどれほどよくなっているのかが分かるはずです。また、パワーユニットは午後のレース全体を通して、なんの不具合もなく機能しました。その点について、パートナーであるホンダも褒め称えたいと思います。今日は疑いの余地がないほど、いい一日でした。会場のグランドスタンドを埋め尽くした数万人のファンの方々だけでなく、自宅で観戦した何千万人ものファンの皆さんが身を乗り出して楽しめるレースであったことを願っています」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1アメリカGP