マクラーレン
マクラーレンの2015年ドライバーが発表されないまま1週間が終わろうとしている。

4日(木)にウォーキングで開かれたマクラーレンの取締役会は結論が出ないまま終わったが、一部では5日(金)にもフェルナンド・アロンソ加入の正式発表と、そのチームメイトの名が明らかになるのではとの期待も持たれていた。

しかし、ジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンはこのまま週を越さなければならないようだ。

マクラーレンの広報担当は“早くとも来週まではドライバー発表をしない”予定だとコメントした。

いつまでに知らせが欲しいかと質問されたケビン・マグヌッセンは「予想もつかない。できればクリスマス前にしてほしいね!」と Ekstra Bladet 述べた。

この日、ケビン・マグヌッセンとジェンソン・バトンは、マクラーレンでの最後の活動になるかもしれないスポンサーイベントに参加していた。

イベント終了後、ケビン・マグヌッセンは「JB(バトン)と一緒に時間を過ごせて本当に良かったよ」と自身のTwitterに投稿。「彼は素晴らしい人だし、来年がどうなろうとも、僕は彼を応援している」

マクラーレンのドライバー決定が遅れている裏には、ロン・デニス、マンスール・オジェとバーレーンが絡む、株、スポンサーシップとマネジメントの事情があるといわれている。

だが、マクラーレンの広報担当は「これ以上の詳細は差し控えさせていただきたい」と述べた。

マクラーレンには、ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンを放置しているだけでなく、まだ駆け出しのケビン・マグヌッセンのキャリアをも台無しにしかねないとして批判の声が高まっている。

ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ会長のデレック・ワーウィックは5日(金)、とりわけベテランのジェンソン・バトンに対するチームの処遇に不快感をあらわにしている。

Telegraph は「ワールドチャンピオンをこんな目に遭わせるなど、しかも、マクラーレンでこれほどチームプレーヤーに徹して巨大な尊敬を集める者に対するこの仕打ちは顔に泥を塗るに等しい」と報道。

「2週間前のアブダビ以来、ロン・デニスとバトンのマネジメントが口をきいていないのも驚きではない」

「彼らの新しいエンジンサプライヤーであり、F1復帰のために多額の投資をしたホンダがこれらをどう感じているか尋ねてみたいものだ」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム