マクラーレン
マクラーレンは、2日間のアブダビテストでのトラブルは“想定していた学習経験の一部”だと述べた。

マクラーレンとホンダは、アブダビテストに開発車両MP4-29Hを持ち込んで、2015年のホンダのF1パワーユニットの本格的なトラックテストを開始。

しかし、初日は3周、そして2日目にも異なるトラブルが発生し、わずか2周でセッションを終えることになった。

テスト2日目のトラブルについてマクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「理解するのが非常に難しい」と述べた。

「我々は6時に点火し、全てが順調で8時30分にはドライバーも座り走る準備ができていた。だが、9時の走行開始に向けて始動したところ、何かがおかしく、再びバッテリーパックを取り外さなければならなくなった」

エリック・ブーリエは、2日目のトラブルは「昨日と異なる」と説明し、マクラーレンとホンダが突き止めることができていないと述べた。

「電気系は複雑だ。プラグを差し込むと何かが支障をきたす。それを修理して再び差し込むと、今度は他が支障をきたす。我々は調査を急いでいる。私としては、原因の究明に近づいていると思っている」

「できるだけ早くに走るつもりだが、非常に繊細なエリアでとても高電圧であるため、慎重に作業をする必要がある」

最終的に2日目も2周しかできず、タイムを記録することができなかったマクラーレン・ホンダだが、エリック・ブーリエはこのようなトラブルは想定の範囲内だとテスト終了後に述べた。

「今日も難しい一日のように見えたと思うが、これは臨時のマシンプログラムを実施する際に想定していた学習経験の一部にすぎない」

「このような問題をクリスマス前に発見できたのは有益なことだ。パワーユニット、付属物、そしてマシンの複雑な統合に関する理解を深めることができるからね。それに、正直なところ、来年2月のヘレスでそれらを発見するよりも、ここアブダビでそのような問題を整理しておきたかった」

「今回のテストを実施したことが、マクラーレンとホンダの両方によってポジティブだったことは間違いない。いくつか厄介なトラブルはあったが、我々は前進を果たしている。また、我々は優れたリレーションシップを開始した。コミュニュケーションと相互作用は素晴らしかったし、実際、みなさんもガレージにおける積極性と目的意識を感じることができたと思う」

「今週我々が得たマイレージはどれも単純にボーナスだった」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1