ジェンソン・バトン
マクラーレンのCEOを務めるロン・デニスは、ケビン・マグヌッセンのパフォーマンスがジェンソン・バトンにとっての“警鐘”だと述べ、ジェンソン・バトンに奮起を促している。

今シーズン、苦戦を強いられているマクラーレンだが、その中でもケビン・マグヌッセンは印象的な走りを見せており、デビュー戦ではチームメイトの前で表彰台に上った。

ポイントではジェンソン・バトンの方が14ポイント上回っているが、予選では4対4の引き分けであり、ジェンソン・バトンは調子を上げる必要があるとロン・デニスは考えている。

「ドライバーはベストを尽くしていると思うので、それについては満足している」とロン・デニスは Sky Sports に述べた。

「ケビンがジェンソンに大きな警鐘を鳴らしていると私は確信している。ある意味では『素晴らしい、ケビンを選んだのは最高のチョイスだった』と言うことができるし、一方では『カモン、ジェンソン。君はワールドチャンピオンだし。一貫してできること、そして今すべきことは、チームメイトに勝つことだ』とも言えるる」

「彼にもっと頑張って欲しいか? もちろん、そうだ。彼は高い報酬を受け取るグランプリドライバー。もちろん、我々は彼に最高のマシンを与えられているわけではないし、控えめに言ってもこのクルマで勝つのは彼としても簡単ではないだろう。しかし、彼は本文を尽くすことができる。そして、ケビンはできる限りそれを難しくしなければならない」

ジェンソン・バトンとマクラーレンとの現契約は今シーズン末で終了となるが、ホンダとのタッグが復活する2015年にマクラーレンがビッグネームとサインするとの噂がすでに広まっており、フェルナンド・アロンソだけでなく、ルイス・ハミルトンの名までもが浮上している。

「我々はレースでの勝利を欲しており、獲得可能な中でベストのドライバーが我々のマシンで走りたいと願うことを常に望んでいる。キーワードは“獲得可能”だ。なぜなら、契約というものがあり、我々はそれを尊重しているからだ」

「しかし、もしルイスが来年、我々のチームで走ることができる立場にいるのであれば、他の多くのトップドライバーがその位置にいた場合と同様、我々は彼を喜んで迎えるだろう。ドライバーも、エンジニアたちも、誰も脅威を感じるべきではない。我々が望むのはとにかく勝利であり、そのプロセスにおいて、熟考した決断を下さなければならない」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ジェンソン・バトン