ホンダ F1 日本GP
ホンダは、日本GP決勝レースで、ルーベンス・バリチェロが13位、ジェンソン・バトンは14位だった。

スタート直後の1コーナーの混乱を、ホンダ勢はうまく切り抜け、バトンは10番手、バリチェロは14番手まで一気にジャンプアップするも、徐々に後退。

ともに1回ストップ戦略のホンダ勢は、バトンが37周目、バリチェロが38周目にピットイン。バトンはプライムタイヤに履き替え14番手、バリチェロはオプションタイヤに履き替え13番手でそれぞれコースに復帰する。結局、そのままの順位でチェッカー。両者完走したものの、ポイント獲得はならなかった。

ルーベンス・バリチェロ (13位)
「今日のレースでは、スタートがとても良かった。最初のコーナーまでに3台か4台をかわして、そのポジションをうまく維持することができた。残念なことに、その後フィジケラに後ろからぶつけられてリアエンドにダメージを負ったことで、その後のレースでマシンバランスに影響が出た。これ以降は、この週末のマシンパフォーマンスとペースから、展開が非常に限られてしまった。できることはすべてやったが、ポジションをあげることはできなかった。」

ジェンソン・バトン (14位)
「僕にとって、レースのはじめはとてもうまくいき、すばらしいスタートの後、最初のコーナーではトップ10に入っていた。しかし、最初のスティントで使ったオプションタイヤ(ソフト側)がうまく機能せず、序盤はこれに苦しみ、何台かに抜かれた。そして、フロントにもリアにもグレイニングが起こり、コーナーの速度が落ち、特に燃料を重く積んでいたことから、ストレートでスピードを出すことができなかった。第2スティントでプライムタイヤ(ハード側)を履いてからは、バランスがぐっと良くなったものの、追いついて順位を上げるには厳しかった。」

ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
「このトラックに我々のクルマがあまり合っていなかったことと、我々の現在のパッケージを考えれば、特に今回のグリッドポジションからは難しいレースだった。スタートダッシュと最初のスティントでのパフォーマンスを考慮し、我々は賭けに出て、ジェンソンはオプションタイヤでスタートした。ジェンソンは実際良いスタートを切り、7つポジションを上げたが、タイヤが急速にグレイニングが出て、彼はすべてのアドバンテージを失ってしまった。これは、戦略上のリスクでもあった。ルーベンスも良いスタートだったが、後ろにいたフォース・インディアのフィジケラにぶつけられ、その後はマシンバランスに問題を抱えた。我々は2009年に目標をシフトしていて、今シーズンの終わりまでは厳しいレースとなるだろうが、来年になれば、この判断は正しかったと思えるだろう。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1日本GP