苦戦が続くホンダ・レーシングF1
ホンダは、F1ハンガリーGPで、ジェンソン・バトンが12位、ルーベンス・バリチェロが16位だった。

ジェンソン・バトン (12位)
「週末全体として見ると、よく進歩していたし、たくさんの収穫があった。残念ながら、レースは思い通りにいかなかった。スタートで失敗して、最初のいくつかのコーナーを回るまでに2つポジションを落とし、14番手になったせいで、タフなレースになってしまった。1コーナーでまわりに囲まれ、コーナー出口でかなりホイールスピンしてしまったために、何人かにアウト側から抜かれた。3周目にルーベンスをパスし、そのバトルは楽しかったが、その後すぐにハイドフェルドの後ろについた。彼は最後の2つのコーナーでとても力強い走りをしていたので、トラック上で彼を抜くチャンスはなかった。しかも、彼は1ストップ作戦だった。クリーンエアの状態では、僕らのペースは良かったから確かな一歩になったし、結果に満足している。」

ルーベンス・バリチェロ (16位)
「いいスタートを切って、1周目で4つポジションを上げたが、僕にとってそうエキサイティングなレースにならなかったのが残念だ。スタート時のタイヤは、フロントが一度使ったもの、リアが新品でいこうと決めたが、マシンは第1スティントでバランスを欠いてしまった。そして、最初のピットストップのときには不運にもリグに問題が発生し、軽い炎が上がった。二つ目のリグで給油して出て行くまでに、かなり時間をロスしてしまった。その後、何度も青旗を掲示され、攻めることができず、実質的に僕のレースは終わった。この週末ずっとタイヤのオーバーヒートに悩まされたため、僕らはエンジンの回転数を落とし、タイヤのテストをした。いくらかデータを集められて良かった。僕にとって、本当に忘れたいレースだった。」

ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
「グリッドポジションからして、今日のレースは決して楽なものではなかった。1周目で、異なる戦略で走っているハイドフェルドに、2人ともつかまってしまった。このため、2人は本来のペースで走ることができなかった。ハンガリーに持ち込んだ新しい開発は、マシンのパフォーマンスを改善するのに、間違いなく役立った。しかし、いつものように他のチームも進化している。われわれはまだポイントを獲得できるだけのペースに達していない。とんでもない。確かに、ぎりぎりのスケジュールをこなすレースチームのメンバーにとって、この期間は休みとなる。だが、ブラックリーやブラックネル、そして、栃木にいるメンバーは、バレンシアに向け、マシンを進化させるべく、作業を続ける。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1