松下信治
GP2シリーズ第6戦のレース1が行われ、4番手から好スタートを切った松下信治は、その後の位置取りで他車に先行を許し、オープニングラップで6番手にダウン。ポジションを回復することはできずに、36周のレースを6位でフィニッシュした。

F1世界選手権の予選直前に土砂降りの雨が降り、スケジュールが大幅に遅れたGP2シリーズのレース1は、コンディションが回復し予定より50分遅れた16時30分にスタートが切られた。

フォーメーションラップ後、1台がグリッド上でエンジンストールを起こし、再びフォーメーションラップが行われ、レースは36周に。4番手スタートの松下信治は、好ダッシュをみせたものの、アウト側からさらに好スタートを切ったマシンに挟まれ先行を許す。その後もポジションを1つ落とし、1周目は6番手。他の上位陣と同様にスタートでソフトタイヤを選択していたが、9周終了時点でピットインした。ハードタイヤでのペースがあまり上がらないままレースは終盤となり、ポジションは6番手のままチェッカーフラッグを受け、入賞を果たした。また、トップ10ドライバーの中で最速ラップもマークし、入賞ポイントに2ポイントを加算している。

松下信治
「レース序盤の攻防、あれですべてが決まってしまいました。スタート自体はいつものように悪くなかったのですが、すぐ後ろのマシンのスタートは僕以上によくて、あっという間にかわされてしまいました。それでも出遅れたセルゲイ(シロトキン)はすんなり抜いて、4番手はキープしていたと思います。ところがターン1のブレーキングでフロントタイヤをロックさせて、フラットスポットを作ってしまいました。それで次のターン2は慎重に行こうと思って、ほんの10mほどなんですけど、ブレーキングポイントを早めたらアウト側からセルゲイに抜かれ、そのあとペースが落ち着く前にターン13でも後続に抜かれてポジションを落としてしまいました。その後は前後の間隔も空いて、ほとんど単独走行で周回を重ねました。バトルがあると気分は紛れるんですけど、単独だと暑さもかなり堪えました(苦笑)。前に追いつこうとがんばったのですけど、なかなか差を縮めることはできませんでした。ただ最後に最速タイムを出して、ポイントは獲れました。純粋なレースペースでは表彰台は十分可能でしたから、序盤の失敗が悔しいです。でも明日のレース2は3番グリッドからですし、去年の再現(レース2優勝)を目指します」

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カテゴリー: F1 / GP2