F1 イタリア 決勝
FORMULA 1 GRAN PREMIO HEINEKEN D'ITALIA 2016

優勝:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「ここモンツァでの優勝は僕にとって大きな意味がある。週末を通して観客のみんなは信じられないくらいだったし、特に表彰台セレモニーではすごかった。今回の勝利は僕にとって物凄い特別だし、あそこに立って何千人もの人たちと一緒に歌ったのは鳥肌が立った。僕のレースは完璧に展開した。良いスタートを切った後は、後続マシンとのギャップをコントロールできた。今週末の僕たちのマシンは最晴らしかったし、チーム全員に深く感謝している。去年は僕たちがもっと弱かったレースであるシンガポールを楽しみにしている。2015年から教訓を学び、さらに強くなって戻りたいね!」

2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「あのようなスタートの失敗でレースを失ったことを受け入れるのは難しい。そこからは、とにかく第1スティントでタイヤを管理することが重要だった。1回目のピットストップで2位にも戻れて嬉しかった。できるだけハードにプッシュし続けたし、ラインを越えたときはニコとの差は15秒以内だった。今週末の自分のパフォーマンスには満足しているけど、昨日のような素晴らしい予選のあとでは、それを生かすことができなかったのは期待外れだった。これからシンガポールまでの間に、スタートで起きたことに取り組んでいくのは間違いない」

3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「もちろん、チーム全員のためにとても嬉しい。僕たちにとって非常に特別なレースだし、ここモンツァで表彰台に立つのはとにかく素晴らしいことだ。でも、いつも一番上の段を目指しているし、ライバルたちはよくやったね。彼らはレースでは別格だった。それでも僕たちは最適条件を試したし、これは僕たちにとって完璧な結果だ。週末全体がとてもスムーズだったし、マシンには何の問題もなかった。エンジンをアップデートしたので、マラネロのスタッフにはそのサポートに感謝したい。状況が変わりつつあると感じている。もう少し時間がかかるけど、正しい方向に進んでいる。今日のような日は、人生は楽しむためにあるんだと実感する。これほどの応援を受けるとは信じられない。世界最高のファンがいると感じている。適切な言葉を見つけるのが難しい。この表彰台は、アドリア海ではなくティフォシの海だ... 厳しいシーズンで、期待が高かったので自らにプレッシャーをかけたし、ミスも犯した。でも、一番重要なのは、チームとしてまとまることだ。まだたくさんレースが残っているけど、良いマシンがあることはわかっている。残念ながら、『最高のマシンを持っている』と言えるほど速くないけど、いつかそうなると信じている」

4位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は、予選後に予想していたよりもライバルに近づいたと思う。戦略が違っていたけど、僕たちは正しいことをした。タイヤの選択は正しかったし、最速のレースをした。かなり良いスピードがあったけど、順位を上げるほど速くはなかった。4位は求めていた順位ではないけど、ここはメルセデスと戦うには僕たちにとって簡単なサーキットではない。僕たちは最善を尽くした。セバスチャンと僕は、互いに前後して走ったけど、チームメイトとレースをしているときはできることはあまりない。僕たちは相手がやろうとしていることがわかるからね。スタートのあとはちょっと厄介だった。1回目のピットストップの後、セバスチャンに接近したけど、彼は僕を引き離すことができた。過去数回の週末で、僕たちは正しい方向に進んでいるように見えたけど、今度は頑張り続けて僕たちの最大限を引き上げなければならない。どのレースも違う展開になる。誰かがミスをすれば、僕たちのチャンスになるかもしれない。誰にもわからない...」

5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「全レースで表彰台を期待するものだけど、現実的に、ここに来て、フェラーリが僕たちよりも有利だろうとは思った。それにウィリアムズとフォース・インディアも強いと思っていたので、僕たちの目標は5位だった。昨日の予選ではあと一歩届かなかったけど、今日は達成することができた。僕たちにとって5位と7位でフィニッシュすることは、ここモンツァでチャンピオンシップのダメージを最小限に抑えられたことを意味する。レース中盤には(バルテリ)ボッタスにかなり接近していたし、あのポジションからハードにレースができると思った。(ボッタスを)オーバーテイクするのは本当に楽しかった。今夜は3時間運転して家に帰るので、それを試さなかったことを後悔することに費やしたくなかった。彼はフェアなレーサーだし、ミラーで僕のことを見ていたので、ターンインしないだろうと思ったので、行くことにした。本当に楽しかったし、はるか後方から上がってきて、それを決めるのは良い気分だった。戦略を少し変更して、あの時点でスーパーソフトを履いていたし、僕が仕掛けられるチャンスをくれたチームの仕事は素晴らしかった。今シーズンこれまでの僕たちのパフォーマンスと僕たちがここで達成した結果は、シンガポールにむけて本当にエキサイティングな気持ちにさせくてる。シンガポールでは上位にチャレンジできると思う。

6位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「個人的には今日はもっと良い結果を望んでいた。僕自身は表彰台フィニッシュを目標にしていたけど、僕たちにはそのペースがなかった、トラック上でポジションを守るだけでも各スティントでタイヤを少しプッシュしなければならなかった。そのせいでスティントの終盤には少し苦しんでいた。今日は純粋にペースがなかった。でも、チームとしてはコンストラクターズ選手権4位を奪還するというポジティブなリザルトを持ってモンツァを発つことができる。これは僕たちに自信を与えてくれるし、正しいことをし続けていけば、確実に4位を守れることを示している」

7位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「スタートでアンチストールが作動した。何が起きたのかわからないので、分析する必要がある。その後はとにかくとても難しかった。追い抜くためにはタイヤをハードにプッシュしなければならないし、そうすると戦略に妥協が必要になる。でも、僕たちの最後のスティントは良かったと思う。タイヤについてはできる限りのことをしたと思うし、それについては満足してもいいだろう。このトラックは僕たちの最も得意なコースではないけど、今日のクルマはとても良く機能していた。もちろん、シンガポールを楽しみにしているし、そこでは強いパフォーマンスを発揮できることを願っている」

8位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日はあまり楽しめなかった。大部分がかなり孤独なレースだった。少なくともタイヤを労わるチャンスを得ることはできたけどね。僕たちが望める最大限の結果だったと思う。僕たちにはこれ以上を成し遂げるペースはなかったからね。僕たちはフェルスタッペンをカバーするために非常に早い段階での2回目のピットストップをするというアグレッシブな戦略を試したけど、あまりに早すぎたし、最後はマッサから多くのプレッシャーを受けた。彼の前に留まって、出来る限り多くのポイントを持ち帰ることが非常に重要だった。チャレンジングなレースになることはずっとわかっていたし、懸命に作業を続ける必要があることが示された。シンガポールでは強く反撃できると思う。モンツァと比較して非常に異なる種類のサーキットだし、僕たちは今年ここまでストリートサーキットで良いパフォーマンスを発揮しているからね」

9位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「オプションタイヤで思ったほどペースが出なかったことを除けば、良いレースだったと思う。僕のレースはスーパーソフトタイヤに交換してから始まったし、そこからのペースは本当に良かった。あと少しタイヤの力を引き出せていたら、もっと良かったかもしれないけど、コンストラクターズ選手権で4位を取り戻せるだけのポイントを獲得できたことには満足している」

10位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「最初のスタートの蹴り出しはOKだったけど、僕の前にいたマックス(フェルスタッペン)がかなり行き詰っていたので、反応して、方向転換しなければならなかった。それでトラクションが本当に損なわれたし、進むためのあらゆる駆動が失われた。それが僕がポジションを落とした理由だ。ラップのその後にはフェリペ(マッサ)とターン4でサイド・バイ・サイドになって、僕はターン5でアウト側のラインにいた。フェリペは縁石を乗り越えて、僕にちょっと当たって、出口で僕を押し出した。それでフェルナンド(アロンソ)に前に行かれてしまった。素晴らしいラップではなかったね。第1スティントはオーバーテイクが簡単ではなかったし、1回目のピットストップまでフェルナンドの後ろで身動きが取れなかった。レース後半は僕にとってかなり孤独だったけど、1周目に失った順位のダメージはあまりに大きかった。ここではもっと競争力があると思っていたので、結果にはちょっと落胆している。僕たちは教訓から学び、改善できる部分を理解し、シンガポールでははるか強くなっている必要がある」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1イタリアGP