2016 F1 ベルギー 決勝
2016 FORMULA 1 BELGIAN GRAND PRIX

優勝:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「伝説的なトラックであるここスパで優勝できてとても嬉しい。僕たちにとっては楽な週末ではなかった。セットアップ面でかなりの作業をしなければならなかったけど、レースはパーフェクトだった。ミディアムタイヤを使ったスティントは本当に良くかったし、ソフトを履いていたスタートでもかなり快適だった。今日の僕たちのマシンは最高に素晴らしかったし、そのように仕上げてくれたチーム全員のハードワークに感謝している。チームにとってルイスがリカバーして3位でフィニッシュできたのは本当に良いことだし、全体として僕たちにとっては最高のリザルトだ。ここの雰囲気は素晴らしいし、オランダの人たちがたくさんマックスを観に来ていた。彼はまだ若いし、きっとこれからも何度もここでレースして、もっと良い結果を手に入れるはずなので、悲しむことはない。これからモンツァまではたった数日しかない。今日はルイスのペナルティのおかげで僕は楽だったkどど、来週末は彼が再び優勝争いに絡んでくる。エキサイティングだね」

2位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「結果には満足しているし、今日は表彰台に上れるとわかっていた。もちろん、決して保証はないけれど、金曜日のペースが出せれば、表彰台にたどり着けるだろうとわかっていた。ルイスが最後尾からのスタートだったので、少なくとも2位に入るチャンスはあったし、それを手にできた。いつだって優勝が大きな目標だけど、ニコは予想した通りのペースだったし、2位は僕たちにできたベストだった。スタートでは多くのことがあったし、実際にデブリにいくつも当たって、フロントウイングにダメージを負った。なので、赤旗で直すことができたのは助かった。交換する前はクルマにかなり影響が出ていたからね。その後は軌道に乗って、僕にとってはあまりアクションもなかった。とにかく安定させようと頑張ったし、結果はうまくいったね! 今週末はファンが素晴らしかった。ドライバーズパレードも素晴らしかったし、99パーセントのファンがマックスのためにここにいた。それでも彼らはみんなを応援してくれたし、良いスポーツマンシップだった。マックスへの声援の方が大きかったけど、みんなに手を振って応援してくれた。見ていて本当に嬉しかった。オランダとベルギーのファンに大きな敬意を表したい。彼らは本当に素晴らしかった」

3位:ルイス・ハミルトン (メルセデス))
「レースが始まるときに、あれだけペナルティがあるけど3位になれるとオファーされていたら、間違いなく受けていたよ! こんな結果は本当に予想していなかった! 昨日言ったように、今日何ができるかはわからなかった。でも、ポジティブな心構えでレースに臨んで、全てがうまくまとまった。登るには急な山だったけど、僕たちはチーム一丸となってやり遂げた。とてもハッピーだし、みんなのことを本当に誇らしく思う。本当に多くのパーツを交換したので、ミスが起きやるかったかもしれない。でも、みんなが特別なの仕事をしてくれたし、3基のパワーユニット全てが問題なく機能していた。今は他の誰よりも多くのエンジンを持っていると思うし、それは素晴らしいことだ。これから本当のシーズン後半の戦いに臨むことになる。今日はクルマがとても良く機能していた。レースで最も難しかった部分は最初にどのような精神的アプローチをするかということだった。スタートで全てのリスクを冒すか、後方から注意深く少しずつ順位を上げていくことにするかという点でね。僕はその中間的なアプローチをとったけど、そこから起こったいろいろな混乱を最大限に生かせたことに感謝している。後ろから巻き返してオーバーテイクし、普通のプランよりもちょっと多くプッシュしなければならなかったので、3ストップ戦略を採った。ミディアムタイヤで2ストップができたかどうかはわからない。でも、そのリスクを取らなかったことを喜んでいる。チームは正しい決断をした」

4位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日はチームにとって大きな結果だし、4位にとても満足している。普通ではない状況もあったけど、僕たちはチャンスを生かして、とても重要なポイントを獲得した。レース序盤の状況は僕にとって本当にうまくいった。ファーストラップは素晴らしかった。ニコ(ロズベルグ)に次ぐ2番手に上がって、後ろのクルマのグループを引き離すことができた。残念ながら、赤旗が高くついてしまった。状況が中和されて、全員が再び一団になってしまったからね。リスタートはクリーンだったし、残りのレースもかなりコントロールできた。とにかく自分のペースを管理し、タイヤを労わった。ピットレーンを出るときにフェルナンドとバトルがあったけど、僕たちはなんとか前に留まって、4位をキープすることができた。もう少し状況が違った感じでうまくいっていたら、表彰台も可能だったかもしれないけど、4位に満足している」

5位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「チームにとって素晴らしい一日だったし、5位にとても満足している。でも、スタートからかなりヤフなレースだったね。ターン1へはワイドなラインを選んだけど、1コーナーの事故を避けるためにアウトサイドに大きく逸れなければならず、ポジションを失ってしまった。9番手まで落ちてしまい、レースは妥協を強いられた。なんとか早めに前進することができたけど、新しいタイヤに交換するたびにフェリペ(マッサ)やフェルナンド(アロンソにアタックする必要があったし、彼らに奥のストレスをかけなければならなかった。それでも、なんとか最後まで進めて、チームに良い結果をもたらすことができた。コンストラクターズ選手権4位に浮上したのは僕たちにとって素晴らしい業績だけど、シーズンはまだ先がないので、我を忘れてはいけない。勢いを維持して、力強いポイントを獲得し続けたい」

6位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「今日は素晴らしいスタートだった。2番手にいて、クルマ半分前にいたので、僕が道を決めることができた。キミはほとんど見えなかったし、ブラインドの位置にいた。マックスはさらに右で視界の外だった。だから、マックスがやろうとしていたことが、うまくいくことだったのかどうかはわからない。彼はキミがインサイドに動くのを許さず、それによって彼ら二人とも普通のやり方でターン1をクリアすることができなかった。僕たち三人全員が接触した。それはキミにとって僕にとっても悪いニュースだった。もちろん、今思えば、僕はもっとインサイドにスペースを与えられただろうけど、コーナーでうまくやって、レースをしようと思うものだ。キミにはスペースを与えていたけど、3台分ではなかった。マックスはスタートが悪かったし、遅れをとっていた。ここ数年では、インサイドの際どいところにダイブすれば、路面が機能しなくなって、基本的にはストレートに行ってしまうのを見てきたと思う。前にいるマシンにプライオリティがある。彼はそれを理解しなければならない。その意味で彼が接触せずにコーナーを抜ける方法はなかったよね。僕とキミが自分たちのやっていることを変える必要があったとは思っていないし、僕たちはお互いを尊重していた。2台の同じマシンが接触するなんて残念だ」

7位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日はエキサイティングなレースだったし、全体を通していい感触があった。今週末は速さがあり、僕たちはこのサーキットで期待以上の結果を出すことができた。昨日の予選ではジェンソンがトップ10に入り、今日は僕がポイントを獲得した。数カ月前には、このようなサーキットでは考えられなかった結果であり、これは真の進化だ。今週末は不運が続いていたけど、今日はようやく幸運に恵まれた。最後尾からスタートしたものの、すべてのアクシデントをなんとか回避し、セーフティカーのおかげでいくつかポジションを上げたあと、赤旗によってさらに順位を上げることに成功した。その後、新品タイヤを装着して4番手に浮上し、その後も状況にうまく対処するための速さがあった。もちろん、ルイス・ハミルトンやセルジオ・ペレス、そしてセバスチャン・ベッテルはあまりにも速すぎるので、彼らを後方にとどめることはできなかった。それでもチェッカーフラッグを受けるまで、バルテリ・ボッタスをずっと後方にとどめるだけの速さはあった。最後に、コンストラクター選手権において、マクラーレン・ホンダがトロ・ロッソを抜いたことは、すばらしいニュースだ。今後は常に入賞できるようになると思う。今回の結果をまとめると、今週末は非常にいい進化の証があった。僕たちは正しい方向に向かっており、それだけは確かだ」

8位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「期待外れな一日だったし、レース序盤にあった機会を無駄にしてしまい残念だ。スタート後、僕たちは素晴らしいポジションにいたし、セフティカーが入ったとき、僕たちはすぐにピットに入るべきだった。そのあと多くの順位を失った。その後は全力でレースを最大限に生かそうとしたし、少なくとも最後にポイントを獲得できたことには満足しているけど、全体的に落胆している。前を向けて、来週もレースがある。もちろん、僕たちは今日から学ぶ必要がある。モンツァではもっとうまくやりたい」

9位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「スタート後、1コーナーでセバスチャンはイン側に他のクルマがいるのが見えていなかった。彼は僕が曲がれると思っていたようだけど、それはできなかった。真ん中に挟まれてどこにも行き場がなかった。結果はお互いに接触してしまい、残りのレースはかなり酷かった。その後は苦しい戦いだった。僕のクルマはフロアに少しダメージがあったけど、ベストを尽くしていくつかポジションを取り戻すことができた。簡単ではなかったけどね。僕はフェアなレースと接戦は歓迎する。でも、オー・ルージュでフェルスタッペンとの間に起きたことは正しくはない。僕はフルスピードで走っていたぢ、ターン5でバックオフを強いられた。オーバーテイクしようとしたときに、目の前で彼が動いたからね。他のドライバーではあんたことはない。僕がハードブレーキをかけなければ、フルスピードで彼に突っ込んで、大事故になっていただろう。1コーナーのトラブルがなければどこまでいっていたかはわからないけど、クルマは週末を通して良かった。僕たちが目指していた結果ではないし、残念だけど、レースでは時々あることだ」

10位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「とても難しいレースだった。レースをしながら、最後までタイヤを労わり、タイヤ圧をチェックするのはタフだった。トラックに長く留まっているのは難しかった。タイヤがあったときは素晴らしいポジションを争えたけど、タイヤが終わった後はもう戦うことはできなかった」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ベルギーGP