F1 ドイツ 決勝
FORMULA 1 GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2016

優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「何という日だ! とにかく凄すぎだよ! 今日のように強いとは思っていなかった。スタートは最高だった。もっと速く、もっと安定して蹴り出せるように本当に一生懸命に取り組んできた。そのハードワークがはっきりと報われた。ガレージのみんなにも心から感謝している。これから彼らが自分たちに相応しい休みを手にできて嬉しい。今日はものすごくハッピーだ。昨日が昨日だったしね。個人的に失敗して、23年の経験からもっとうまくやれたはずだってわかっているときは、自分自身に本当に腹が立つ。今日の感覚はその正反対だ。僕は自分がやるべき結果を出した。自分にペースがあることはわかっているし、とにかくタイヤが正しく使えたし、後方から脅威も受けなかった。今回もノーミスだったし、それにはとても満足している。こんなに良い位置で休みに入れる凄いことだ。一時は43ポイント差をつけられていたけど、ギャップに取り組み続けて、ひっくり返せたのは素晴らしいことだ。最後になるけれど、ファンのみんなに心からお礼を言いたい。ここドイツにはたくさんのファンが来てくれたし、本当に応援してくれた。そのポジティブなエネルギーが、本当に僕を駆り立ててくれるし、改めて本当に感謝している。彼らが最高の休日を過ごしてくれることを願っている。僕は間違いなくそうするつもりだ!」

2位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「もちろん、今日にはとても満足している。メルセデスの一台を倒せたのは素晴らしいし、2台揃ってポールシッターのメルセデスの一台を倒せたのは本当に嬉しいことだ。レース前半は3番手にいてペースは良かったけど、本領を発揮したのは、もっとスピードを示して、2位を捕えることができたレース後半だったと思う。今日僕たちが達成できる最上位だったし、また表彰台を獲得してこれから夏休みに入れるのが嬉しい。僕にとって戦略がとてもうまく機能した。スーパーソフトで快適だったし、最終的にそのタイヤで僕のペースは良くなった。表彰台で靴からシャンパンを飲んだのはオーストラリアのやり方で“シューイ”と呼ばれているものだ。今年もし僕が優勝したらそれをすると言ったけど、念のために次に表彰台に上ったらやろうと思っていたんだ。ここ数戦はレース週末にペースがちょっと足りなかったので、夏休みの前に勢いをつけられて売れ意志。表彰台に立つのはとにかく世界中で最高の感覚だ」

3位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「スタートはとても強かったし、レース中のペースも良かった。今週末こんなに良いとは思っていなかったし、間違いなく最大限のリザルトだ。戦略は常にうまくいくわけではないけど、今日はチームのためにうまくやれたし、僕たちはフェラーリの前で2位と3位でフィニッシュした。それが一番の目標だった。ロズベルグはブレーキがとにかく遅くて、コーナーコーナーでターンインしなかった。あのインシデントのせいでかなりタイムをロスしたし、彼が僕を押し出して、悪い状況に追い込まれてしまった。その後はダニエルを前に行かせたのはチームの戦略だった。最終的に最も重要なのはポイントを獲得することだったし、コンストラクターズ選手権で順位を上げたことだ。メルセデスからたった10秒後方でフィニッシュしたのはとても良いことだ。シーズンの最後にどれだけ近づけるかを言うのはまだ早すぎるし、彼らにはまだいくらか貯えがあるかもしれない。これからちょっとした休みに入れるのはいいことだし、家族との時間を過ごして、オランダファンが来てくれるスパの準備をしていく」

4位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「僕にとっては厳しくて、期待外れな一日だった。スタートで激しくホイールスピンさせてしまった。フォーメーションラップの時のスタートは良かったので奇妙だった。そのせいでリードを失って、ポジションを2つ落とした。そうなればどうしたって厳しいレースになる。マックスとの激しいバトルの後で2番手に戻れてうれしかったし、ペナルティを科されて驚いた。ピットストップでも大きくタイムをロスしたし、今日は多くのことがうまくいかなかった。でも、最終的にはそれはあまりたいしたことではなかった。ペナルティのせいでレッドブルに勝つことができなくなった。全体的にこれまでのようにクルマを快適に感じられなかった。特にリアタイヤが良くなかった。今日はタイヤにも問題があったので、エンジニアと何がうまくいかなかったのかを見つけ出して、懸命に作業をする必要がある。今は夏休みを楽しみにしているし、強くなって戻ってきたい。チームのみんながバッテリーを充電できることを願っているよ。本当にみんなに相応しい休みだからね」

5位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「通常、僕たちは予選よりもレースの方が速いけど、今日はそうではなかった。あまりにスライドが多かったし、それがタイヤにも影響した。5位と6位は僕たちにできるベストだったけど、もちろん、僕たちはそれを受け入れることはできないし、改善するために作業していく。僕たちは何をするべきかわかっているし、これからの数戦に入るものは常に計画の一部だった。シーズン前半は思い通りにいかなかった。自分たちのことに取り組んでいく必要があるし、僕も個人としてあまりに浮き沈みが多くて、ポイントを犠牲にしてしまった。でも、僕たちは戦い続けていく。今日のレースに関しては、最後のソフトを装着するという決断はかなり素直なものだった。僕たちには新品のセットがあったからね。最後のセットであまり長く走りたくなかったので、数周ステイアウトすることに決めたけど、後から考えれば、それはあまりに保守的なチョイスだったかもしれない。僕たちは前のクルマにプレシャーをかけるチャンスがあったかもしれないからね。ドイツとフェラーリの旗によって、今日の雰囲気は素晴らしかったし、その点ではこれまでで一番のホームグランプリだったよ!」

6位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「とても静かで退屈なレースだったし、何も起こらなかった。スタートではホイールスピンしてセバスチャンにポジションを奪われてしまった。新品タイヤでのクルマの感触はかなり良かったけど、そのあとアンダーステアやオーバーステアが出始めた。基本的にグリップが不足していた。最終スティントは燃料をセーブしなければならなかったので、やれることはあまりなかった。僕たちは全てのエリアでクルマを改善させなければならない。ダウンフォースを加えることができれば、間違いなく助けになるだろう。僕たち全員がもっとうまくやりたいし、僕たちが望んでいる位置にいないのを見るのは痛いけど、僕はチームを信じている。僕たちには時間とハードワークが必要だし、僕たちはそこにたどり着けると思っている。グループとして働いて、改善を見つけ出していくことが重要だ」

7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「7位はおそらく今日僕たちが獲得できた最高の結果だったと思うし、自分たちのレースを最大限い生かして、重要なポイントを獲得することができたのでいい気分だ。チームは戦略面で良い仕事をした。僕たちは2ストッパーが可能がと信じてレースに挑んだけど、早めに3ストップに切り替えることに決断したからね。間違いなく正しい方法だったし、最後の数周で7位を手に入れることができた。タイヤデグラデーションはとても高かったので、レースの大部分でタイヤを管理することが重要だった。かなり孤独でストレートなレースでもあった。僕の主な戦いはバルテリとだったけど、僕たちは異なる戦略で走っていたからね。ハッピーなニコだし、ハッピーなチームだ。僕たちは夏休みを楽しみにできるし、シーズン後半にこの勢いを持っていきたい」

8位:ジェンソン・バトン (マクラーレン・ホンダ)
「好スタートを切り、そこでかなりのポジションを上げた。その後は、思っていたよりも速いスピードで摩耗するタイヤをいかにセーブしながら走るかということが課題だった。特に最後の10周は燃料もかなりセーブする必要があった。実際、レース終盤にはコースから外れてしまった。これは、あまりにも燃料をセーブし過ぎて、ブレーキを踏んだ際に、ブレーキが冷え切っていたからだ。急ブレーキをかけたわけではないのにブレーキが効かなかった。レース終了前に摩耗したタイヤに悩まされていたバルテル・ボッタスをオーバーテイクすることに成功した。ウィリアムズの両マシンに勝ったことには満足してるけど、今日は8位が僕たちの狙える最上位のポジションだった。前方のマシンからは20秒遅れだったし、上位陣に追いつくにはまだかなりの改善が必要だ。それでも、僕たちはいい進化を遂げた。レースでは常にポイント圏内で競い合っているし、今年、チームはすばらしい仕事をしていて、ほぼ毎戦なにか新しいものを投入している。チーム全員の努力に感謝するとともに、『よくやった』と言わせてほしい。夏休み明けに戻ってきて、レースをするのを楽しみにしている。ただ、今は休暇を楽しみにしているよ!」

9位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「フォース・インディアにアンダーカットされて前に出られるまでレースは順調だった。彼らは3ストップだったし、僕たちは2ストップにトライしていた。最後までそのセットで走り切ることはできなかったし、僕たちは明らかにタイヤの計算を間違っていた。そのスティントはあまりに長すぎたし、実際、今日は数ポイントを犠牲にしてしまった」

10位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日は僕のキャリア全体で最悪のスタートだったと言っても差し支えないだろう。スタートでかなりホイールスピンをしてしまって、16番手までポジションを落とした。集団の中での長い戦いになった。チームが即座に決断して、僕がコンペティティブなポジションに戻れるように戦略を調整してくれた。特に他のクルマを追っている時のデグラデーションがかなり高かったし、レース中盤はフェルナンドとのバトルに多くの時間を費やした。最後の数周はタイヤが尽きてしまっていたけど、フェルナンドも似たような状況だとわかっていたので、チャンスがあったら、それを掴まなければならないことはわかっていた。正直、ターン1の後はポイントを獲れるとは思っていなかったけど、それができた。これから休暇に入るけど、シーズン前半でチームとして僕たちがこなしてきた素晴らしい仕事を誇りに思う。残り9戦で僕たちにはたくさんの良い日がくると確信しているけど、今は休むことが重要だ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー