F1 ヨーロッパGP 決勝
2016 FORMULA 1 GRAND PRIX OF EUROPE

優勝:ニコ・ロズベルグ (優勝)
「ここバクーで勝つことができて、とても嬉しい。今日は今まで感じたことがないほどクルマとの一体感を感じた。悪いことが起きる予感はまったくなかった。今週末、クルマは素晴らしかったし、チームに心から感謝している。昨日の予選ですでにその感覚を持ち始めていたけど、パーフェクトな気分だ。今回のレースではセーフティカーが入ると予想していたし、そうなってしまうと全体的にレースが混乱する傾向にあるので、そうならないことを願っていた。でも、僕にとっては先頭でかなりストレートな午後だった。唯一の懸念は、レース中盤にちょっとパワーが下がったように感じたときった。エンジニアは僕がやらなけえばならないことを話すことを許されていないので、ステアリングホイールを調べて、自分でそれを直そうとしたし、それがうまくいった。最高の週末にしてくれたバクーに"Sagol"!―どうもありがとうという意味だ。今はオーストリアを楽しみにしているよ!」

2位:セバスチャン・ベッテル (2位)
「2台でポイントを獲得できたんだし、今日の結果は誇りに思っていいと思う。金曜日は調子が悪くて遅かったし、初めは理由がわからなかった。クルマを大きく変えたら大きな前進を果たしたし、今日はで2位でフィニッシュすることができた。トラックでの内容は素晴らしかったと思うけど、完全には満足できない。キミはポジションを落としてしまったけど、素晴らしいチームワークを演じてくれた。彼がポジションを譲ったことに感謝している。最後に2位と3位っでフィニッシュできなかったのはちょっと残念だけど、彼はタイヤで苦しんでいるようだった。新品のセットではなかった。僕はタイヤの感触が良かったので、最初のセットをちょっと長めに使うことにした。数周後に少しだけ不安もあった。でも、しばらくすると持ち直してくれたし、そこからは良かった。シーズンは長いし、ここだけでなく、特にマラネロでは多くのことが行われている。僕たちの会長はとてもハードだけど、いい形でみんなをプッシュしている。彼はたちらを理解し、助けようとしながら、プッシュしようとしている。理想は高いけど、段階的に前進している。今年は正しいことができると確信しているし、将来的にはライバルたちを苦しめてみせる。クルマはいいけど、素晴らしいシーズンスタートとはいかなかった。僕たちはどうもチャンスを生かしきれていないことが多いような気がする。でも、今日は素晴らしい仕事ができた。これからもベストを尽くして、シーズンの終わりにそこにたどり着けるようにチャンスを高め続けていきたい。もちろん、自分たちも力をつけて、クルマを改善しなければいけないことはわかっている」

3位:セルジオ・ペレス (3位)
「今日は表彰台が可能なことはわかっていたけど、そのためには本当に必死に頑張らなければならなかった。僕のレースの鍵は最高のスタートを決めて、ウィリアムズ(マッサ)とトロ・ロッソ(クビアト)を追い抜けたことだ。その後、第1スティントはスーパーソフトタイヤのグレイニングに苦しんでいたし、改善するのを待つべきか、早めにピットインするべきかを決めなければならなかった。結局、長めに走ることにしたけど、正しい判断だったと思う。ただ、ピットから出てきた後、ソフトタイヤのウォームアップに苦労したし、後ろのルイス(ハミルトン)のプレッシャーがすごかった。できる限り必死にプッシュしてギャップを広げて、その後はタイヤを労わることに集中した。キミ(ライコネン)に近づいて、彼がペナルティを受けることはわかっていたけど、ファイナルラップでかなり接近できたし、オーバーテイクのチャンスがあったから行った。今年2度目の表彰台なんて本当に最高の気分だ。チームが素晴らしい仕事をしてくれた。最高のシーズンを過ごせていると思う」

4位:キミ・ライコネン (4位)
「全体的に今週末の難しさにはちょっとがっかりしている。ずっと楽しさとは程遠かった。でも、レースでのクルマは良かったし、スピードもあった。ある時点で白線を越えてしまったという理由で5秒のペナルティが決まっていた。ポジションを守るためにペレスとのギャップを保とうとしたけど、何度か周回遅れのクルマに邪魔されて貴重な時間をロスしたんだ。セバスチャンとポジションを入れ替えるのは問題ない。いずれによせ、僕にはペナルティがあったからね。でも、その際にそのラップで2.5秒ロスしてしまったのは無駄だった。ペレスの前にとどまることは間違いなく可能だったけど、戦う理由はなかったし、リスクもあった。もちろん、今日は違う展開もありえたレースだったけど、起きたことを全て考えれば、それほど悪くないリザルトだと思う」

5位:ルイス・ハミルトン (5位)
「今日何が起こったのかはまったくわからない。とにかくパワーがなかった。しばらくERSなしで走っているような感覚のエンジンモードだった。僕たちにはホイールに数百通りのスイッチポジションがあるし、どれだけ勉強しても、全てを覚えることができない。何が間違っているのかを解明するためにスクリーンを見ながら走っていた。でも、何も変わったところは見当たらなかった。今のフォーミュラは本当に複雑でテクニカルだ。トラック上で僕たちがそれを修正できないようにしてどんな利益があるのかわからない。レースができなくて本当に残念だ。それを解決できていれば、少なくともショーの一部にはなれていただろうし、前のドライバーと戦えていたはずだ。残り10周くらいで以前と直ったけど、その時にはもう前とも後ろとも10秒以上の差があったので、得られるものの、失うものもなかった。実際、最後はエンジンをセーブするために少しパワーを落としていた。シーズン中に使える残りはもう多くはないからね。今日はこれ以上失うわけにいかなかったから、このリザルトで我慢するしかない。5位のポイントを獲得できたし、次のレースで挽回したい」

6位:バルテリ・ボッタス (6位)
「全体的に僕たちにとっては良い1日だったと思う。今日のペースではこれ以上は難しかった。僕のレースはわりと良かったと思う。僕たちは1ストップ戦略をなんとかやり遂げたし、今日のベストな戦略だった思う。タイヤを管理し、機能させることができて嬉しいそれによって6位が可能になったからね。チームは今日の状態に持っていくために本当に良い仕事をしてくれた。戦略もピットストップもね。でも、僕たちはこれりも良いポジションに着く必要があるので、これからも懸命に作業をしていく必要がある。もっとクルマを速くする必要があるし、そうすればまたすぐに表彰台を争えるようになるはずだ」

7位:ダニエル・リカルド (7位)
「スタートで良いポジションにつけたし、ニコを狙っていた。なんとか2番手を守って、最初の何周かはかなりいい感じだった。特に、セブが僕に追いつけないのが見えたしね。3周目にリアがスライドし始めて、コントロールしようがなかった。レースペースについてはかなり楽観していたけど、確信がもてなくなった。戦略が間違っていたとは思わないし、理想は1ストップだけど、状況に合わせて2ストップにしなければならなかった。最初の2つのスティントは遅かったけどど、第3スティントではペースを見つけられたし、ヒュルケンベルグを抜くことができた。とても楽しかったね。マックスも同じ問題を抱えていたと思うし、それでこういう展開になった。今日はこれ以上何かできたとは思えない。通常、僕たちはシンガポールのような暑いレースではパフォーマンスを発揮できていたので、理由を理解する必要がある。今日はちょっと予想外の結果だった。昨日はみんなが今季一番のレースになるんじゃないかと期待を高めていたけど、実際は全然ぱっとしなかったね」

8位:マックス・フェルスタッペン (8位)
「厳しいスタートだったけど、終わりは良かった。スーパーソフトとソフトでリアのデグラデーションがあまりにも激しかった。ミディアムタイヤに変えてからの終盤は飛ぶように走っていたんだ。僕のラップタイムはどんどん縮まっていった。8番手まで戻せたし、7位も目前だったね。スタートポイションによって前のドライバーたちを捕えるのは難しくなりそうだったけど、結果として僕たちは良い仕事をしたと思う。もちろん、もっと上位でフィニッシュできたら良かったけど、今日は無理だった。レースで3番目に速いラップタイムを残したし、文句は言えない」

9位:ニコ・ヒュルケンベルグ (9位)
「僕にとってはかなりタフなレースだった。スタートは良かったけど、ターン1の進入で誰か(グティエレス)に追突された。マシンをコントロールしようとしたけどいくつかポジションを失って、少し後退してしまった。序盤にトラフィックを抜けるのは簡単なことではなかったし、それでかなりタイムが犠牲になった。レース序盤はオーバーステアに苦労したし、全体的にフリー走行で感じたようなクルマの調和が取れなかった。スーパーソフトをできるだけ長く持たせようとしたけど、31周は簡単ではなかったし、レース終盤にはほんの少ししか残っていなかったけど、戦略を生かすために喜んでそのリスクを取った。週末を通してクルマには素晴らしいポテンシャルがあったけど、昨日の予選でのミスのつけを払わされたような感じだ。でも、チームのリザルトには喜んでいる。大量のポイントを持ち帰れたことは僕たちのシーズンを後押ししてくれるからね」

10位:フェリペ・マッサ (10位)
「僕にとっては酷いレースだったし、忘れたいレースだ。タイヤでかなり苦戦を強いられた。タイヤを機能させられなかったし、思っていた以上にリアタイヤのデグラデーションがひどかった。クルマをきとんと走らせることができなかったし、タイヤを温存させられることができず、一時はかなりひどい状況だった。ここでの将来に向けて、もっと違う形でタイヤを機能させられるようにクルマの何かを変えていく必要があるかもしれない」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ヨーロッパGP