2016 F1 バルセロナ テスト
今年最初の2日間にわたるF1インシーズンテストが18日(水)にスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで終了した。

トップタイムを記録したのは、週末に同サーキットで開催されたF1スペインGPで衝撃的な初優勝を成し遂げたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。118周を走行したフェルスタッペンは1分23秒267を記録した。

2番手にはマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーン。3番手には急遽メルセデスのテストを担当することになったパスカル・ウェーレインが続いた。

マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日はまたクルマに乗れてよかった。このクルマは運転しやすいし、とても楽しい。多くの周回数も重ねることができた。トラブルもなく、1日中走ることができた。個人的にはクルマの感触を掴む機会を得られてよかった。いくつか新しいことも試せたし、自分のパフォーマンス向上の方法も探れることができた。今日はRB12のことをたくさん学べたので本当にポジティブだ」

ストフェル・バンドーン (マクラーレン・ホンダ)
「今日は走り出しからクルマは良い感触だった。もちろん、調整には数周かかったけど、バーレーンでレースをした時から確実に進歩している。ポジティブで生産的な1日だった。レース週末をフルに過ごしてクルマに乗る方が楽ではあるけど、F1では常に微調整が必要になってくる。スーパーフォーミュラで戦った後だと特にそうだ。でも、すぐに慣れることができたと思う。クルマはあらゆる部分で良くなっている。バーレーンに比べるとダウンフォースがはるかに良くなっているように思う。レーシングドライバーとして、クルマで過ごす時間が長ければ長いほど良いけど、僕は自分に与えられた時間の全てを最適化しようと頑張っている。今日はそのチャンスになったと思う。全体としてクルマの進歩は良い感じだし、満足している」

パスカル・ウェーレイン (メルセデス)
「良い1日だった。ちょっと予想外だったけどね! 昨日の夜に呼び出しがあって、テストプログラムを完了できなかったので、それを終えるために経験のあるドライバーが必要だということだったので、夜にまた戻ってきてシート合わせをしたんだ! 今日は133周を走った。2レース分だ。テストプログラムも終えることができたし、チームにとってはそれが重要だ。午前中はいくつかセットアップを試し、基本的には空力を見ていく作業に集中した。午後はロングランにも取り組んだし、良いプログラムができたと思う。クルマの運転を楽しんだ。本当にこのクルマは凄いよ! 今は来週に控えた初めてのモナコGPを楽しみにしている」

エステバン・グティエレス (ハース)
「今日はとても興味深い1日だった。やらなければならなかったことはほぼ全て完了できたので、それについては満足していいと思う。全てがとてもポジティブだ。多くのプログラムをこなせたし、モナコを楽しみにしている」

アントニオ・フォーコ (フェラーリ)
「今日は良い仕事ができたと思う。たくさん走ったし、本当にポジティブな1日だった。F1クルマと僕が戦っているGP3クルマを比べて一番複雑だと思ったのは多くの手順を踏んでいくところだ。それにダウンフォースが多い部分も要求が厳しいので、トレーニングが生きたと思う。今日はセットアップ作業に取り組んで、比較作業としてセバスチャンが行った内容もカバーした。新しいコンポーネントもいくつか試しているけど、特にスペシャルなものではない。昨年のテストで走らせた2015年のクルマとの比較は難しい。オーストリアだったのでコンディションが全然違うしね。でも、今年のクルマが改善していることは言える。とてもうまく機能している。今日はたくさん走ったし、チームと一緒に良い仕事ができたと思う。今回のチャンスを与えてくれたスクーデリアとフェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝したい」

ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
「今日はとても生産的で良い1日だったと思う。かなり多くのラップを走れたし、僕にとってもチームにとっても有益だった。今夜は収集した全てのデータを分析する。モナコ以降、今後数戦でこれらの貴重な情報を生かせるはずだ。バルセロナはテストをするのに最適なトラックだし、今日取り組んだ大量の作業が期待している通りに機能することを願っている。STR11に乗る時間はとても貴重なので、僕にとってはとても重要な1日になった。今は自信も深まっているし、モナコに向けて準備ができたと思っている」

ケビン・マグヌッセン (ルノー)
「生産的な1日だった。今日の作業で経験した唯一の問題は、ちょっと休憩がほしくてヘルメットを脱ぎたくなったことかな。クルマの感触はいいし、これだけ幅広い評価プログラムができたのは素晴らしいことだ。僕たちが明らかに進歩していることを示している。忙しかったのはクルマに乗っていた僕だけではない。クルー全員がパーツを交換したり、測定装置を付けたり外したりと大忙しだっし、レース後なのに懸命に頑張ってくれたみんな心から感謝している。間違いなくポジティブなテストだった。このパワーユニットは力強さを感じるし、ドライバビリティも良くなっている。他にもいろいろと良くなっているところがあるね」

アルフォンソ・セリス (フォース・インディア)
「この2日間で取り組めた作業にはとても満足している。かなりバラエティに富んだプログラムだったし、楽しかった。特にロングランでのクルマの感触が良かったと思う。クルマに乗っていて快適に感じられるようにもなってきたし、大量のデータを集めてチームに貢献することもできた。ペースも自分が見せたいところに近づけている。走る度にもっとプッシュできると思うようになってきた」

フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「興味深いテストだった。空力面でクルマを開発して、改善するために多くのことに取り組んだ。この2日間はそれが最大の目標だった。今後に向けていろいろなことを試したので、重要な2日間だったし、多くのマイレージを稼ぐことが重要だった」

ジョーダン・キング (マノー)
「昨年のアブダビでF1マシンの初体験は済んでいるけど、今年のMRT05をドライブしたのは今日が初めてだったのでワクワクした。特にパワーやブレーキングのスタビリティが大きく進歩しているので、より一層楽しかった。今日は僕にとってクルマの感触を味わうチャンスになっただけでなく、チームにとっても重要な作業ができたと思う。大量のプログラムに取り組んだ。スーパーソフトを履いてラップタイムを刻めるように十分な進歩を遂げたかったけど、終盤に問題があって思っていたよりも早くに作業を終えなければならなくなった。それでも、タイムシートが全てではないし、走行に取り組んだり、フィードバックをもたらす上で、自分に何ができるかを確認することがチームにとっては重要だった。全体的には満足している」

関連:F1バルセロナ インシーズンテスト2日目:マックス・フェルスタッペンがトップ

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー