F1 バーレーンテスト
F1バーレーンテストの3日目が終了。メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

ルイス・ハミルトンは、前日にケビン・マグヌッセン(マクラーレン)が記録したタイムをコンマ6秒縮め、これまでの最速タイムとなる1分34秒263を記録。2番手のジェンソン・バトン(マクラーレン)も108周を走り込むなど、メルセデス勢が好調を維持している。

今回のバーレーンでのテストは22日(土)に最終日を迎え、小林可夢偉の走行が予定されている。

ダニエル・リカルド (レッドブル)
「OKだったよ。いくつか良いラップを走れたし、昨日セブが50周以上を走ってくれので着々と進んでいる。もちろん午後はもっと走りたかったけど、まだ明日があるし、それに向けて準備を整えておくことが重要だ。でも、クルマは間違いなく進歩している。少しずつまとまってきている。一気にいきたいところだけど、このような仕事はそうもいかないし、今はちょっと耐えないといけない。でも、見込みはあるし、正しい方向に進んでいる。明日はもっと周回を重ねて来週に繋げたい」

ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「昨年よりもグリップが減っているという言われているので、今日の良いラップをまとめられてよかった。今日はレースシミュレーションを終えられなかったので、来週は完了できるのを楽しみにしている。今はレース状況での問題発生を防ぐため、見つけられるだけの問題を探ろうとしている。その点では、今日は発見も修正もできのでポジティブな一日だった。このクルマは僕のドライビングスタイルにうまく反応してくれる。メルセデスエンジンを積んだ全てのクルマがしっかりと周回数を重ねているし、パワーユニットもいい感じだ。自分たちがどの位置にいるかはメルボルンに行くまでわからないと思うし、とにかく自分たちのプログラムに集中するだけだし、ポジティブなままで楽しみにしている。チームは今日の位置に持っていくために本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、これを続けていく必要がある」

キミ・ライコネン (フェラーリ)
「トラブルはそれほど大きなものではなかったけれ、直すのに少し時間がかかり、望んでいたほど多くの距離は走れなかった。新しいシステムの複雑さを示しているね。でも、午後は安定して走れることができた。ヘレステストを後え、コックピット内の環境に慣れたり、マシンバランスに関するセッティングを確認するという意味では有益だった」

パストール・マルドナド (ロータス)
「思っていたほど周回数は走れなかったけれど、チームとのテスト初日を終えられて満足している。これまで取り組んできた中ではクルマの感触はいいし、ガレージのみんなと働けて嬉しく思っている。そういう意味では全てがとても簡単だったし、シーズンを通してみんなとうまくやっていけると思う。今日はいくつか問題があったけど、明日はもっと良くなるよう願っている。もっと走りたいね」

ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は本当に忙しいセッションだった。終わってあとエンジニアたちはヘトヘトだったし、そんなのこれまで見たことがない! 目立ったトラブルなく多くの周回を重ねられたことは良かった。実際、午後はレース距離を走り込んだ。テストでこれだけ早いうちに取り組めたことは素晴らしいことだ。それでも、まだやるべきことがたくさんあることもわかった。僕たちが集中しなければならないのは燃料をセーブする方法を完全に理解することだ。ドライバーとエンジニアのコミュニケーションが必要だ。それでも、そこは伝統的に僕たちが得意なところだと思うので、きっと乗り越えられると思う。僕たちはまずまずのポジションにいると思う。今日はかなりの情報を集められたのでポジティブだ。開幕戦までにはまだやるべき作業はたくさんある。もっと速く走りたいけど、他のテスト日を見れば、まずまずの調子だと言えると思う」

セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「ヘレスでも2日間のテストをしてきたけど、今日はすべてが予定通りに機能ししtきちんとクルマを経験できる最初の日だった。午前中は小さな遅れがあったけど、それ以降は興味深かったし、メルボルンに向けて良い準備ができたと思う。ヘレスで初めてクルマをドライブした時は感触がかなり違っていたけれど、今日走ってみて、その感触にすでに慣れてきている。今年はダウンフォースが少ないし、パワーが多いので、面白いチャレンジだ」

エステバン・グティエレス (ザウバー)
「今日も生産的な一日だった。多くの周回を重ねられたし、とても良いロングランも走れた。小さな問題があったけど、すぐに解決できている。クルマはメカニカル的にも空力的にもしっかりと機能しているし、一貫性も増している。他の部分でやらなければならない作業はまだいくつもあるけど、進歩はしている。新品のタイヤセットから多くを引き出せたし、そこは予選やレースの手順を知るうえでかなり役に立つだろう。このような手順を正確に理解することは重要だ。特定の状況でタイヤがどのような反応を示すのかを予想することがきるからね。そうすればタイヤから最大限を引き出すことができる」

ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
「たくさん走れたのは今回が初めてだったけど、それは僕にとってもチームにとっても本当に重要なことだった。今日は57周を走り込んだ。多くことに取り組み、様々エリアで進歩を遂げられている。まだやるべき作業はたくさんあるけど、生産的な一日だったので満足している。明日はジェブの番だけど、前進し続けてくれるはずだ。その後は最終セッションが始まるまで数日あるので今回のテストで学んだことを調べていく」

フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「かなり忙しい午後だった。初日はさらなる進歩につながると思っていたのにドライブできず残念だったけど、最も重要なことは問題を見つけてそれを解決したことだ。昨日は116周、今日は115周を走走り込めたのでとてもポジティブだ。ピットストップの練習もかなりしたし、それが今日の一番の目標だった。開幕戦に向けてしっかりと準備していくためにチームにとっては重要なことし、作業開始から終了までに大改善を遂げたと思う。良い方向に進んでいると思う。クルマはうまく走っているし、満足している。まだやるべきことや、クルマについて理解することがたくさんあるし、まだ取り組めていないセットアップの改善もある。でも、今のところはとてもポジティブだ」

バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「ピットストップとレースのスタートだけに集中し、とても良い午前中を過ごせた。今日もトラブルなくプログラムを進められたし、ピットストップとスタートも改善できている。僕自身はタイムラップを走らなかったけど、さらに周回数を伸ばせたことも良かったと思う。僕たちが改善しなければならない部分のひとつなので、レースに向けてはとても重要な作業だ」

マーカス・エリクソン (ケータハム)
「バーレーンのサーキットで過ごした初日の内容には満足している。98周は信頼性の点でかなり良いニュースなのは間違いないし、加えて僕にとってはスーパーライセンスの取得に必要だった300kmの走破も達成できたことになる。今日はみんなが賢明に頑張ってくれたし、トラブルもほとんどなかったので、プログラムを進めていくことができた。それが今日の目標だった。パフォーマンス面に関してはクルマからもエンジンからもまだもっと多くを引き出せると思う。もちろん速いタイムを記録できるのはうれしいことだけ、今日のタイムはあまり意味はない。今日は一日を通してロングランに取り組んでいたし、プラン通りに作業をしていただけだ。今はまたクルマに乗るのが待ちきれない。ここまでの信頼性が保たれることを願っている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー