ポール・ディ・レスタ
ポール・ディ・レスタが、2011年シーズンへの意気込みを語った。

忙しい冬でしたが、やっと先週マシンでの作業に戻りましたね。テストはどうでしたか?
とても生産的なテストだった。調子を取り戻して、ベースラインを設定するために火曜日に何周か走り、水曜日には丸一日テストをした。VJM03なのでタイムに焦点は置いていなかったし、VJM04の開発へフィードバックさせるためにピレリタイヤで多くの情報を得ることの方が重要だった。全てがスムーズだったし、目標は達成できた。僕にとっては、チームの環境に戻り、チーム内で築いていた関係を再構築して、シーズ開幕にできるだけ備えることも重要だった。

今年は、あなたのクルマですし、フリー走行後に戻さなくていいですね。どのような気持ちですか? アプローチは変えますか?
バーレーンのグリッドにいれるとわかっていることで僕のアプローチが変わることはないよ。チームが僕に与えた全てのタスクに常に全力を尽くしてきたしね。でも、他の昇格と同じように、要求されていることを理解し、個人的にどれをどのように達成できるかを理解するためにそれに取り組む必要がある。段階的に捉えているし、圧倒されてもいない。素晴らしいチャンスだし、これを最大限に生かしたい。

去年はチームのために多くのシミュレーター作業を行っていましたが、2011年もそれは続けますか?
シミュレータープログラムは、チームにとっても非常に重要な開発ツールだし、去年はレースドライバーが特定のレース準備をしている間に多くの新たしいパーツの評価やテストをした。今はレースシートにいるし、次のグランプリ、トラックの学習、異なるシステム操作する必要があることがわかっているので、それを確実に使用して、イベントに着いたときにしっかりとした基盤でスタートすることにより集中していくことになる。

今はマシンでドライバーが操作するシステムがいろいろあります。レースでの集中力にどのように影響しますか? 楽に操作するためになにか準備をしていますか?
KERSからリアウイング、通常のバランススイッチなど、これからはマシンの中で操作する多くの異なるシステムがある。可変リアウイングは特定の状況でしか使えないので、正しく使うのはチャレンジになるだろうし、全員にとって学習経験になると思う。F1に比較的新しく入ったので、他に参照することはないので、かなり素早く慣れることができると思う。それでも、それをより日常的にするにはシミュレーターに集中することだと思う。

DTMとF1とでは、レース距離や身体にかかるストレスはかなり異なります。体力面や精神面に関して冬の間に準備を変更しましたか?
DTMマシンは屋根の付いたシングルシーターのようだといつも言ってきたし、レースはかなりタフだ。なので、レース距離での体力面や集中力はまったく心配していない。でも、去年フリープラクティスセッションに参加したことで、例えば首や肩の筋肉といったもう少し集中する必要がある特定のエリアがわかった。冬のテストはそれを取り戻すための最高のトレーニングになるだろう。

今年はあなたにとって多くの新しいトラックがあります。どのように学び、前もって準備しますか?
去年は8つのトラックで走ったし、今はそれらをかなり理解している。残りはシミュレーターや、去年のデータをみて学ぶつもりだ。僕たちが使っているシミュレーターはかなり正確だし、トラックに着く前に慣れることができる。

今年をどのように予想しますか?
多くの要因が絡んでくるので正確な目標は言いたくない。僕がやりたいことは、ポジティブなアプローチをして、完走して、一貫性を持ち、チームの全体的なパフォーマンスに貢献することだ。僕たちにはコンストラクターズ選手権を良いポジションで終えるという高い目標があるし、僕もそこで役割を果たさなければならないことはわかっている。

関連:
フォース・インディア VJM04 (主要諸元表)

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ポール・ディ・レスタ / フォース・インディア