ケータハム F1ハンガリーGP
ケータハムは、F1ハンガリーGP初日のフリー走行で、小林可夢偉が19番手タイム、マーカス・エリクソンが20番手タイムだった。

小林可夢偉 (19番手)
「チーム全体としてここしばらくなかったいい金曜日でした。走る度に状況が改善されていきました。直接のライバルに対してもかなり戦えそうです。チームとルノー双方からの信頼性があったことが一番で、いい金曜日を過ごせてよかったです」

「チームメイトと同じように、僕のフリー走行1回目の最初の走行はまったくグリップがありませんでした。前後のブレーキが簡単にロックしてしまうので、2回目の走行に向けてかなりクルマに手を加えた結果、その走行で少し状況がよくなりました。ただグリップレベルが低すぎたので、バランスを判断することはできませんでした。オーバーステア傾向からアンダー気味になったので、さらにメカニカルと空力両方に手を加えました。それからだいぶタイムが出てくるようになりました。1回目のセッション終了時には路面がグリップするようになり、ようやくクルマのバランスについて感じられるようになりました。さらに大事だったのはセッションを通じてノートラブルで予定していたプログラムをすべて走れたことです。フリー走行2回目は、ミディアムタイヤで走りはじめましたが、かなりアンダーステアが強く感じました。さらにメカニカルな変更を行い、バランスは少し改善されました。ただ、セカンドランのアタック中にスピンしたのでピットに戻り、今週末初めてのソフトタイヤに履き変えました。クルマの感触は間違いなくソフトタイヤのほうがミディアムタイヤよりも良かったです。ロングランでもタレが少なかったので、決勝レースの戦略の幅が広がりました。明日と日曜日も今日のパフォーマンスを維持して予選と決勝を全力で戦います」

マーカス・エリクソン (20番手)
「フリー走行1回目が始まったときはグリップレベルが低すぎて、クルマは至る所でスライドしていたし、まったくプッシュできなかった。ハンガロリンクの週末がいつもかなりグリーンな状態でスタートすることはわかっていたけど、予想より悪かった。このような状態では路面と追いかけっこになる。機能するセットアップを見いだそうとするけど、路面が全体的なグリップレベルを改善するのを待たなければならない。次の走行のためにプランを再開して、セッションが進行するにつれて少しずつ改善していたた。フリー走行2回目では路面温度がかなり上がって、1回目の走行ではマシンの挙動がかなりおかしかった。コーナーの大部分でアンダーステアからオーバーステアに変わってしまい、正直、ミスを犯さないようにするのがとても難しかった。オープニング走行が終わりに近づくと、バランスが少し良くなり始めたけど、それでもまだ自分が思うようにプッシュするのはかなり難しかった。オプションタイヤではバランスがかなり改善されたし、路面もラバーが乗って、ようやくグリップレベルが改善していった。ソフトでのパフォーマンスランはクリーンラップが取れなかったので、もっとタイムを縮めることができたと思うけど、セッションの残り時間的にロングランに進んだ。レースペースはいい感じだった。セットアップに関して進歩を遂げられたのは嬉しいし、久しぶりにマルシャと比べてもかなり競争力を発揮できるチャンスになりそうなので、今日のデータをすべて調べて、明日も日曜日も改善し続けたい」

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カテゴリー: F1 / ケータハム / F1ハンガリーGP