ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、今週末のF1メキシコGPがマクラーレン・ホンダにとって今シーズンで最も厳しいレースになるだろうと予想している。

再びタッグを組んだ今年、マクラーレンとホンダは、デプロイメントの問題に苦しみ続けている。先週末のオースティンではジェンソン・バトンが6位入賞を果たしたが、コンストラクターズ選手権は10チーム中9位と低迷している。

F1メキシコGPの舞台であるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは、カレンダーのなかでモンツァに次いで2番目の高速サーキット。加えて、標高がかなり高く、パワーユニットにかなりの負担がかかる。

ジェンソン・バトンは「シミュレーターで一番の問題はグリップの低さだった」と語る。

「基本的にはモンツァのダウンフォースで走っているけど、ここは気圧の問題がある。気流や気圧が違うのでウィングがうまく機能しない。低速コーナーも多いのでダウンフォースをつけて走ることになり、かなりトリッキーだと思う」

「しかも、エンジニアにとってもタフだ。コンプレッサーもそうだね。僕たちにとってはかなり厳しい週末になるだろう」

ホンダがエンジンの“スウィートスポット”を見つけられた場合、高度が低ければマクラーレンの助けになると思うかと質問されたジェンソン・バトンは「そうはならないだろう」とコメント。

「コンプレッサーの関係で僕たちにとっては一番厳しいレースになるだろう。たぶん、タフになる可能性が高い」

オースティンではフェルナンド・アロンソがアップデート版エンジンを搭載して戦ったが、時間的に一人分しか準備できず、ジェンソン・バトンはまだアップグレードされたエンジンを使っていない。

さらに、フェルナンド・・アロンソがレース中にパワーロスに見舞われたことから、ホンダはこのアップグレードを調査しており、ジェンソン・バトンが最新型を手に入れるのはさらに先延ばしになったと伝えられていた。

だが、ジェンソン・バトンは今週末にグリッドペナルティを受ける見込みだと明かしており、アップグレード版に交換する可能性をほのめかしている。

「まだわからない。打ち合わせをしてみないとね。でも、僕が知っている限りでは、レースでペナルティを受ける予定だ。新しいエンジンを搭載できればいいね。週末をスタートする上で最高の方法とは言えないけど、いずれにせよ、僕たちにとってはかなり厳しい週末になるだろう」

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム / F1メキシコGP