フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、ヘレステスト最終日にフェラーリF2012で39周を走行し、この日のトップタイムとなる1分18秒877を記録した。

フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「このタイムに意味はないよ。昨日僕が記録したタイムも、それ以前のもね。昨日、僕たちは主にハードタイヤに取り組んでいたけど、他はソフトを走らせていた。それで僕たちは7番手だった。今日、僕たちはソフトタイヤを装着していたけど、他は装着していなかったかもしれない。そして僕たちはトップタイムだった。そういうことだ」

「自分達の仕事に集中していたし、今日も昨日も信頼性の問題があり、望んでいた全てを成し遂げることができなかった」

「僕にとっては2か月半後にマシンに戻り、再びF1カーを走らせることのあらゆる感覚を感じられたことが大きかった。テスト開始から今日まで僕たちは大きく改善していると思うし、それこそ昼と夜くらいの違いがある。でも、特にエアロダイナミクスと信頼性に関してはやらなければならないことはたくさんある。すぐに多くの走行距離を重ねられたことが実際に強みなのかどうか様子を見てみるつもりだ。去年、僕たちは初日に多くの周回をしたけど、状況がどのように変わるかわかっている。あまりに大きなマージンがあったかもしれない...」

「このマシンは全てが新しい。去年のマシンから引き継がれているパーツはごくわずかだし、過去に適用していた哲学とは異なる多くのイノベーションが採用されている。例えば、パワーステアリングは新しいし、僕たちはそれをまとめるためにここ数日間取り組んできた。今日やっとその成果を確認できてきたところだ。さっきも言ったようにやらなければならないことはたくさんある。でも、僕たちはそれを恐れいているわけではない」

「ここ数日間、僕たちはデータを収集するために多くの周回を重ねてきたし、それほど深くセットアップに取り組むことはできなかった。なので、セットアップに取り組めば、パフォーマンスも改善していくと思う。すでにここヘレスでも変更を施したときは予想していた反応が得られている。マシンはメカニカル的にも空力的にもより複雑になっているので、タスクも複雑になっているのは事実だけどね。今日はその良い例を確認できた。今日は部分的に40周くらいしかできなかった。プログラムを完了するためにマシンに必要な変更を施すのにかなりの時間がかかったからね。バルセロナで再びトラックに戻るときには状況は違っているだろうし、今回のテストよりもずっと準備が整っていると思う。とりわけ、ここではこのマシンにどのように取り組んでいけばいいかを学ばなければならなかったから。僕たちドライバーでさえ、やらなければならないことはたくさんある。マシンに多くの新しいものがあるときは、エンジニアに正しいフィードバックを与えることがより不可欠だからね」

「メルボルンに行くまではまだ数週間あるので様子を見てみるつもりだ。ここでも毎日進歩していたし、マシンにより手応えを得ることができた。この方向性を維持して、改善していかなければならない。でも、結論を出すにはまだ時期尚早だ」

「ロータスはタイトル候補か? わからないよ。むしろキミが戻ってきたことをとても嬉しく思っていると言いたい。彼は素晴らしいドライバーだし、素晴らしい人間だ」

関連:F1ヘレステスト最終目:フェルナンド・アロンソがトップタイム

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / スクーデリア・フェラーリ